心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

映画・ドラマ-ドラマ

鎌倉殿の13人 第38回「時を継ぐ者」感想

さて、いよいよ北条時政の退場回。とはいえここまでに去っていった人たちと違い、珍しく命は奪われない退場です。北条時政と北条政子―「鎌倉」の時代を担った父と娘 (日本史リブレット 人)作者:関 幸彦山川出版社Amazon実権は北条義時と政子に移り、時政の時…

鎌倉殿の13人 第37回「オンベレルンビンバ」感想

もう今回はこのサブタイトルの意味はなんなんだと、それに気持ちを完全に持っていかれております。鎌倉殿の政権を奪った北条時政: 畠山広忠に手を出し、政権を危機に追い込む作者:稲田達矢Amazonストーリー的には義時と時政の対決が本格化といったところでし…

鎌倉殿の13人 第36回「武士の鑑」感想

「武士の鑑」と言う言葉が指すのは、まあストーリーを考えると畠山重忠なんでしょう。 梶原景時もそうだったけど、なんというか散り際にこそ武士の武士性が滲み出ますね。鎌倉殿の13人 後編 NHK大河ドラマ・ガイドNHK出版Amazon周囲の人間がどんどん世…

鎌倉殿の13人 第35回「苦い盃」感想

時政とりくの子・北条政範の突然の他界から始まるっぽい畠山重忠への追い詰め。 今作では朝廷の工作によって消された政範ですが、それ自体が更なる鎌倉破壊工作の始まりにしか過ぎなかった……的な感じかな。畠山重忠-武者の世を創った漢-作者:田口 悠二郎郁…

鎌倉殿の13人 第34回「理想の結婚」感想

タイトル的には源実朝の結婚の話と、その背後で暗躍する後鳥羽上皇の思惑……って感じでしょうか。源実朝 「東国の王権」を夢見た将軍 (講談社選書メチエ)作者:坂井孝一講談社Amazonただ個人的に気になるのは、畠山重忠の動向ですかね。 既に前回の時点で、北…

【鎌倉殿の13人】善児という男を振り返ってみよう

前回の放送で善児が物語から退場。頼家よりも善児が話題になっている感じ、ドラマとして上手く動いていたなあと……特にここ数話の善児は色々考えされるキャラクターで、善児にフォーカスして振り返ると「義時の逆」だったのかなあなんて思います。NHK2022年 …

鎌倉殿の13人 第33回「修善寺」感想

タイトルからすると、修善寺に送られた源頼家がもう少し暗躍しそう。鎌倉殿の政権を奪った北条時政: ダークサイドに落ちた北条時政作者:稲田達矢Amazon一方で歴史的には、ここから北条時政の増長が加速していく。そんな暴走した時政を止めるのは息子の義時で…

鎌倉殿の13人 第32回「災いの種」感想

ついに比企能員が倒れ、鎌倉内部の権力は大きく北条に偏る流れに。 一方史実では、自分が倒れている間に全てが終わっていた比企能員の変に怒った頼家が時政討伐を御家人に命じるものの、誰も従わないという絶望的展開が待っています。源氏将軍断絶 なぜ頼朝…

鎌倉殿の13人 第31回「諦めの悪い男」感想

いよいよ比企能員の変に突入でしょうか。乱だったり変だったりして、調べても若干表記揺れあるんだけど。探訪 比企一族 増補新版 (鎌倉幕府設立の立役者 比企一族・真実探しの旅)作者:西村裕,木村誠まつやま書房Amazon吾妻鏡の記載をベースにすると、北条と…

鎌倉殿の13人 第30回「全成の確率」感想

今回のタイトルの意味はどう取ればいいんでしょうかね。全成の「何」に対しての確率なのか。この危機からの生存確率?NHK2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」THE BOOK 2 (TVガイドMOOK 116号)東京ニュース通信社Amazon全成についてネットで調べると、結構ドラ…

鎌倉殿の13人 第29回「ままならぬ玉」感想

今週もタイトルが指す対象が誰なのか気になりますね。前回の「名刀の主」に関しても結構複雑だったと思います、個人的には。 「名刀・善児」の主は梶原景時から北条義時へと移る一方で「名刀・梶原景時」は主・源頼家の腕がない故になまくらと化したというか…

鎌倉殿の13人 第28回「名刀の主」感想

今回タイトルの「名刀」は何かのメタファーなんでしょうか。 「梶原景時」という刀の主人である源頼家なのか。それとも梶原景時が名刀の主なのか……もしかして善児が名刀で、それを上手く使いこなせていた景時が主ってこと?梶原 T-shirts ネイビー XS【梶原…

諸葛亮の合理性とは

最近は母ちゃんが録画している「三国志〜司馬懿 軍師連盟〜」という中国のドラマを観ている。 先日の放送で諸葛亮が亡くなり、まあそこまでのドラマの内容なり、今まで自分が書籍なりYouTubeなりで学んできた諸葛亮のイメージについて少し考えてみたいなと。…

鎌倉殿の13人 第27回「鎌倉殿と十三人」感想

源頼朝が亡くなり、いよいよ真の意味で「鎌倉殿の13人」がスタートします。鎌倉殿の13人 後編 NHK大河ドラマ・ガイドNHK出版Amazonとはいえ先週書いた通り、これから始まるのは13人による幕府運営ではなく、13人のドロドロの政争。 割と今作、鎌倉幕府…

【鎌倉殿の13人】頼朝亡き後の歴史を整理してみます

今週は選挙のために大河ドラマがお休み。 金曜日に安倍晋三氏が亡くなられたことについて、一度はいろいろ書いたんだけど、感情が揺れ過ぎていて理性でコントロールできそうにないのでやめました。思うことや考えることは大変たくさんありすぎるほどある、と…

鎌倉殿の13人 第26回「悲しむ前に」感想

タイトル的には今回で頼朝が他界するのかな? 「鎌倉殿の13人」としてはここからが本番なわけですが、歴史を多少調べるとここからまただいぶドロドロしていくんだよなあ……。源頼朝の世界 (朝日文庫)作者:永井 路子朝日新聞出版Amazonそんなタイミングで、 FG…

鎌倉殿の13人 第25回「天が望んだ男」感想

今年の大河は、各話のタイトルから色々考えるのが面白いですな。「天が望んだ男」は誰のことなのか……。源氏将軍断絶 なぜ頼朝の血は三代で途絶えたか (PHP新書)作者:坂井 孝一PHP研究所Amazon先日書いた源頼朝についての記事でも軽く触れたけど、鎌倉幕府の…

【鎌倉殿の13人】源頼朝を深読みする

まあドラマ内では、頼朝が自分の死期を悟ったから怯え、焦っているという答えがナレーションで出てしまっていたんだけど。執権 北条氏と鎌倉幕府 (講談社学術文庫)作者:細川重男講談社Amazon敢えて自分なりに作中の源頼朝という人間のことを色々考えてみたい…

鎌倉殿の13人 第24回「変わらぬ人」感想

こうやってドラマとして見てると、源頼朝は兄弟と仲良くできない運命というかなんというか。今回は範頼と決別するわけですし。源範頼 (シリーズ中世関東武士の研究 第14巻)作者:菱沼一憲戎光祥出版Amazon頼朝が特別そうかと思ったんだけど、ちょっと考えたら…

鎌倉殿の13人 第23回「狩りと獲物」感想

さて、曽我兄弟の仇討ちです。 歴史としては工藤祐経は曽我兄弟の目的通りに討たれ、頼朝も狙われるも御家人たちによって守られてセーフといったところ。柘榴坂の仇討中井貴一Amazon「仇討ち」で思い出すのが、何年も前になるけど映画館で観た「柘榴坂の仇討…

鎌倉殿の13人 第22回「義時の生きる道」感想

おそらく頼朝の命令に従い続けることで荒れ果てていく心をギリギリ支えていたのは八重さんの存在だったと考えられるので、これを失った義時に人生の岐路が迫る……という流れか。北条義時 「武士の世」を創った男 (PHP文庫)作者:嶋津 義忠PHP研究所Amazonそん…

鎌倉殿の13人 第21回「仏の眼差し」感想

源義経が討たれ、頼朝による源氏政権の完成も目前。東北の争乱と奥州合戦―「日本国」の成立 (戦争の日本史)作者:関 幸彦吉川弘文館Amazon鎌倉幕府誕生の最後のピース的な奥州合戦と、なんか生命的に不穏な気配が漂っていた八重さんの行く末の2本が今回のスト…

鎌倉殿の13人 第20回「帰ってきた義経」感想

義経は奥州に「帰る」ってことですかね。頼朝はそんな帰った義経に対する討伐命令を無情にも出す……と。奥州藤原氏 平泉の栄華百年 (中公新書)作者:高橋崇中央公論新社Amazon仙台に住んでいるくらいだと、車や電車で日帰り平泉旅行は割と容易な範疇なので何度…

鎌倉殿の13人 第19回「果たせぬ凱旋」感想

うーん、この頼朝と義経のすれ違いが加速していくとしか思えないタイトル。現代語訳 義経記 (河出文庫)河出書房新社Amazon可哀想なのは、義経は本心から兄のためにと思って色々やっているのに、それが全部兄の立場からすれば厄介ごとになるという状況。 マジ…

【大河ドラマ】紫式部主人公はかなり攻めたな……

2024年の大河ドラマが決定したようで、タイトルは「光る君へ」。まさかまさかの主人公は紫式部だ。学研まんが人物日本史 紫式部 はなやかな源氏絵巻学研プラスAmazon……これ行けるかなあ?結局紫式部だけではストーリー保たないから、藤原道長がガッツリスト…

鎌倉殿の13人 第18回「壇ノ浦で舞った男」感想

さて、源義経の本領発揮である壇ノ浦です。超ビジュアル! 源平合戦人物大事典西東社Amazon結果としては勝つことになる義経だけど、まあその戦果に失策が多すぎた感はあります。 天皇は命を落とし、草薙剣はロスト。勝ち方にも問題があり、暗黙のルールとして…

鎌倉殿の13人 第17回「助命と宿命」感想

「助命と宿命」というタイトルがカッケェですね今回。木曽義仲 (読みなおす日本史)作者:積與, 下出吉川弘文館Amazonもう少しじっくり描くのかと思いきや、割とすぐ退場することになった木曾義仲。 今回の主役はその息子・義高でしょう。頼朝が処刑を命じ、そ…

鎌倉殿の13人 第16回「伝説の幕開け」感想

今回のタイトルが指す「伝説」は、源義経のことでいいのかな? ついに軍を率いて出立する義経、その戦の伝説。義経(上) (文春文庫)作者:司馬遼太郎文藝春秋Amazonいうて先週の頼朝の所業から割と立ち直れてないんですけどね、一視聴者としては。 あのタイ…

【鎌倉殿の13人】これからの展開が怖すぎるんですが

第15回にて、頼朝の策謀により上総広常が消されました。伝説 上総介広常と源頼朝: 房総頼朝伝説作者:齊藤 弥四郎Independently publishedAmazon佐藤浩市の演技が凄まじかったなあ。何故?という気持ちと、裏切られたという悲しみみたいなものが入り混じる中…

鎌倉殿の13人 第15回「足固めの儀式」感想

今回は先週の終わり方の時点で波乱が確定しているので楽しみです。 頼朝から心の離れている御家人たちの謀反寸前な状況。敢えて謀反を企む勢力に上総広常を送り込む戦略を取る義時たち。大江広元 (人物叢書)作者:上杉 和彦吉川弘文館Amazonタイトルの「足固…