心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

光る君へ 第6回「二人の才女」感想

前回ついにお互いの素性を知るに至ったまひろと道長。これによって二人の関係性はどう変わってしまうのか……ですね。

今回のタイトルは「二人の才女」。
ストーリーの軸としてはまひろと道長の関係性より、将来の紫式部清少納言の出会いがメインになるんでしょうかね。

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ここにきてお父さんがちょっと改心したというかなんというか。まひろに「以後左大臣の家に行かなくてよい」と伝えます。
が、まひろはこれを拒否……!道長と直接話をしたことで、ちょっと心の整理がついたか。
母の仇である右大臣・藤原家だけでなく、左大臣・源家とも繋がりを持っておく方が良い、というのは確かに鋭い指摘ですね、まひろさん。

「兄上には、この家の泥を被ってもらわねばならぬ故」。
「父上のためなら、いくらでも泥を被る」。
なんだろうねえ……。道兼、正確には「泥を被るしかできなくなった」が正しい気がするんですよね。
というか、道兼自身はこの人生で納得できているんでしょうか?

割と今回の大河、各話のテーマみたいなものをストーリー内ではっきり発信してくれる感じがあります。
今回は「使命」でしょう。道隆・道長は政治の表を行くのが使命。道兼はその裏で、藤原の闇を背負う使命。
果たしてまひろが見つける「使命」とは。

まひろが左大臣家へ通い続けることにした理由の一つは「道長と距離を取らなければならない」と感じたからですか。

「おかしきことこそめでたけれ」。
民衆は辻に立ち寄って笑いたい。まひろに課せられたセルフ課題は「面白い話を作ること」になりました。

今回はなかなか場面がコロコロ変わります。天皇の場面が来たかと思ったら、道隆に道長が話をしにいく。
道長もここにきて、政治に興味はあんまりないままですが、相変わらず政治感覚は極めて精度が高い!
道長はこのまま行くんですかね。やる気自体はあんまりないけど、国の未来のためにそのキレキレの政治センスを発揮してトップに立つ流れなのか。

この形で左大臣藤原詮子に調略されるの怖いっすねえ。
ここにきてややこしいながらも、政治をめぐる動きが面白くなってきましたね。左大臣家を巡って各勢力が動く。

ききょうさん(将来の清少納言)。
ついに二人が出会いました……というか、だいぶききょうさんのキャラクターがアクティブ系女子ですかね、この明るいテンションは。

漢詩の会ってめちゃくちゃハイレベルな会ですね、これ。
これは「酒」というテーマを与えられて、それに合わせて漢詩をオリジナルで作ってるってことですか。すげえ……。
苦手ですとか言いながら、非常にいい詩を作る道長よ。そこにまひろさんがいたからこそ作れたのでしょうか。
そして、公任殿の詩よ。この詩は道隆的にはどう見えたか、ですね。

今まではあんまり活躍シーンの描かれなかった道隆ですが、ここにきてちょっとカリスマを発揮?
父親のように力こそ全てだというやり方では難しいことがあるのも理解しているのは強い気がします。
あとやっぱりききょうさんのキャラが強え。結構恐れ知らずタイプですか。

あと相変わらず直秀くんの行動がよく分からんです。まひろと道長接触を続けながら、一方盗賊団として宮中に潜入して道長に弓を射られたり。
彼の行動だけはいまだに「謎の男」なままですねえ。

今回はリアルタイムで感想を書いている身からすると、ポンポン場面が変わるので感想書くのが追いつかないっていうね。


次回「おかしきことこそ」。
なんだか来週も高密度でいろんなことが起きそうな予感。
タイトル的に、今回の課題として残った「面白い話」をまひろが完成させたりするのかな。