心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

サグラダ・ファミリア完成の時が近付いている

結構前に発表されたニュースですが、2026年にサグラダ・ファミリアが完成するそうです。

サグラダ・ファミリア聖堂、2026年についに完成へ スペイン - ライブドアニュース

キン肉マンでは、このサグラダ・ファミリア建設地の地下に膨大な地球の力「マグネットパワー」が眠っているとされています。
ザ・マンはその研究施設でもあったこの場所を、他の超人や人間たちから秘匿するためにガウディに啓示を与え「永遠に完成することのない教会」を建設させた……という話がサイコマンから語られることになります。
……まさか完成することになるとは。これじゃサイコマンも浮かばれませんよーっ!!

スポンサーリンク


キン肉マンの話は置いておいて。
しかしこうやって、建設開始から140年近い時間をかけていよいよ完成するというのはなかなか凄まじいものがあります。
ガウディ自身が設計しながら「これは完成した姿を自分は見ることなく世を去る」可能性も少し考えていたのかなと思いますし。

実際にはもっと早い段階で完成するはずだったそうです。
1936年に発生したスペイン内戦の際、生前のガウディが残していた図面や模型は破壊され、ガウディの仕事場も焼き払われたそうです。実際の建設におけるコンパスのほとんどを失った中、残された職人達は数少ない残された図面や、なんとか復元した模型からガウディの想いを想像して、なんとか建設は続いて行ったのだとか。

さらに工期が逆に縮んだ出来事があって、それはコンピュータ技術の発展です。
物理演算などでの耐久力の計算や、はたまた3Dプリンターの登場で精密な建築模型の復元ができるようになったことでスムーズに進む部分もあったらしい。
ガウディが生存していた頃には想像もしていなかったテクノロジーが、そのガウディの想いを結実させようとしていると考えるとなかなか感慨深いものがあります。


コロナウイルスの流行などもあり、また数年立ち止まることになったりしたサグラダ・ファミリア建設。
様々な苦難を乗り越えて、ついに完成が目前に近づいています。
その完成の瞬間に、同じ時間を生きているということだけでもかなり貴重な体験なのかもしれませんね。自分がお爺ちゃんになった時なんかに、若い子に「私が若い頃に、サグラダ・ファミリアがちょうど完成したんだ」なんて話をできるのは特別なことだと思います。