心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

映画・ドラマ-ドラマ

【どうする家康】視聴を打ち切ろうかと思います……

1話目は思っていたより全然悪くないじゃん!という感じだったんだけど、続けて観るごとに、むしろ続けて観ることで厳しくなってきた。どうする家康 前編 NHK大河ドラマ・ガイド作者:古沢 良太NHK出版Amazonもちろん複数の要因があるわけですが、一番大き…

どうする家康 第10回「側室をどうする!」感想

とりあえず一向一揆編は終了。今回は一応平和回なんですかね?な家康の側室を選ぶお話。徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)作者:磯田 道史文藝春秋Amazon先週の感想でも軽く触れたけど、正室である瀬名さんが率先して家康が側室を持つことを推進している様子は…

どうする家康 第9回「守るべきもの」感想

まずは本題に入る前に……。 正直自分も潜在的に意識しないようにはしていたんだろうけど、ついに前回の放送後にTwitterで「#どうする家康反省会」というハッシュタグがトレンド入りし、結構な温度で今年の大河の批判が繰り広げられているのを見て向き合わざる…

どうする家康 第8回「三河一揆でどうする!」感想

さて、三河一向一揆です。おそらく若き日の家康にとって本当に苦しかった戦いのはず。戦国時代と一向一揆作者:日本史史料研究会,竹間芳明文学通信Amazon何が苦しかったって、結構な人数の家臣が一向一揆側に付いたことです。 当時の宗教勢力の強さは本当に凄…

どうする家康 第7回「わしの家」感想

なんとか瀬名姫を救出した後は、三河の一向一揆との戦いが始まる。 この戦いを経て、まだ完全にはマイホームだと思っていない岡崎という場所に特別な想いを抱くのでしょうかね。戦国時代と一向一揆作者:日本史史料研究会,竹間芳明文学通信Amazonしかし松平元…

どうする家康 第6回「続・瀬名奪還作戦」感想

服部半蔵のリベンジ回。 というか、本多正信と服部半蔵が若い頃からの友人関係というのは相当新しい解釈な気がする。なんか史料とか出てきたんですかね?本多正信 家康に天下をとらせた男 (PHP文庫)作者:中村 整史朗PHP研究所Amazon桶狭間の戦いについては先…

どうする家康 第5回「瀬名奪還作戦」感想

ここまでの各話タイトルを見返してみて思ったんだけど、今年の大河はそういう細かいところまで含めて分かりやすさというのをテーマの一つに抱えているような気がします。タイトルは本当に、その回を分かりやすく表現しているなあと。服部半蔵 (学研まんが N…

【どうする家康】秀吉の動向に要注目かも……

さて、第4回でムロツヨシ演じる木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が初登場。竹中直人主演 大河ドラマ 秀吉 総集編 全2枚【NHKスクエア限定商品】NHKエンタープライズAmazonやっぱり秀吉=竹中直人な人は多いんでしょうかね、特にご年配の方は。ただしゲーム「…

どうする家康 第4回「清洲でどうする!」感想

今川から離反し、信長へと願った元康。 今年の信長と元康の関係は、今までの一般的なイメージとはかなり異なっているので新鮮です。大河ドラマ「どうする家康」×TVガイド 徳川家康 HISTORY BOOK (TVガイドMOOK)東京ニュース通信社Amazonそもそも「今川から独…

どうする家康 第3回「三河平定戦」感想

今年の大河はテンポがよろしい……というか、徳川家康という人物の人生全体を描こうとした場合、端折れる場所がほぼないくらい重要な出来事のオンパレードだもんなあ。 どこかでクライマックスは設けるとは思うんだけど、それ差し引いてもサクサク進まないと家…

どうする家康 第2回「兎と狼」感想

タイトルが指すものが明確な今回。兎は家康、狼は信長ですな。どうする家康 前編 NHK大河ドラマ・ガイド作者:古沢 良太NHK出版Amazonこの家康を兎と重ねてるのは、今年が卯年っていうのもあるのかな。 Googleで調べてみると、徳川家康と兎にはそれなりに…

【鎌倉殿の13人】政子は“悪女”となったか

昨年書いた、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」最終回の感想についてコメントをいただいたんですね。具体的な内容はリンク先を下にスクロールしていただけると読めると思うんですが、内容としては「最終回で一気に俗説の悪女政子になってしまい、陳腐な終わり方だ…

どうする家康 第1回「どうする桶狭間」感想

未だにどうしても自分の中で松本潤と徳川家康が結び付かないので、試聴するモチベーションは今のところ高まらないんですが……。 周囲を固めるキャストは期待できるキャスティングだったり、そもそも松本潤自身が演技が下手とかそういうわけでもないので、観て…

鎌倉殿の13人 最終回「報いの時」感想

最終回のサブタイトルが「報いの時」っていうのが、もうこれまでの大河ドラマとは一線を画す異質さを醸し出していますな。 まあ大体はそれまでの主人公の人生を肯定的に捉えてエンディングに向かうでしょうから、このタイトルだけでも三谷幸喜なりの覚悟みた…

鎌倉殿の13人 第47回「ある朝敵、ある演説」感想

今回入れてあと2話ですか……。斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起 (中公新書)作者:星亮一中央公論新社Amazon「朝敵」という単語で調べると会津藩がヒットしますが、そもそも朝敵というシステム?結構不思議で。 具体的なパワーではなく象徴的な権力とし…

鎌倉殿の13人 第46回「将軍になった女」感想

いよいよ北条義時にとってのラスボス・後鳥羽上皇との戦いが迫るといった感じでしょうか。 ただ今回のタイトル的には、そこまではいかずに北条政子が尼将軍として幕府の表のトップに立つところか。表に政子、裏に義時の布陣で後鳥羽上皇に挑む……的な。承久の…

鎌倉殿の13人 第45回「八幡宮の階段」感想

個人的な予想では、大筋としてクライマックスに承久の乱があるために「そこに至るまで」、つまり実朝が暗殺される事件などは意外とあっさり終わらせて、そこから承久の乱までをしっかり描くのかなあ〜なんて思っていたけど、むしろその源実朝をかなり分厚く…

鎌倉殿の13人 第44回「審判の日」感想

審判の日、ですか……。鎌倉殿の13人 完結編 NHK大河ドラマ・ガイド作者:三谷 幸喜NHK出版Amazon3代将軍・源実朝に下される審判は極めて重く哀しいものなわけですが、因果として考えるならば「鎌倉政権を朝廷に売り渡そうとした咎」といったところになる…

鎌倉殿の13人 第43回「資格と死角」感想

今回のような、同音異義語を用いたタイトルはちょっとセンス感じちゃったりして。大河ドラマ 鎌倉殿の13人 北条義時とその時代 (TJMOOK)宝島社Amazon4代目将軍候補となる人間の資格、それを継がせる3代目・源実朝の資格。 そんな将軍位継承のための動きの中…

鎌倉殿の13人 第42回「夢のゆくえ」感想

もうタイトルがちょっと悲しい意味にしか見えないというね。 源実朝の「夢」。歴史的にはそれは成就しないどころか、実朝は悲劇的な最期を迎えることも視聴者側としては知っているのがまあ辛い。鎌倉殿の13人 完結編 NHK大河ドラマ・ガイド作者:三谷 幸…

鎌倉殿の13人 第41回「義盛、お前に罪はない」感想

今回のタイトルは色々考えさせられるんだよねえ。一体誰の視点から見た「お前に罪はない」なのか。愚管抄 全現代語訳 (講談社学術文庫)作者:慈円講談社Amazon北条義時が誰にも明かさない本心が41話タイトルになっているのか。自分が最後の最後に罪を被るつも…

鎌倉殿の13人 第40回「罠と罠」感想

さて、そろそろ和田義盛との間にも溝が深まる北条。 和田義盛という人間がとても狡猾に罠を張るようなキャラクターとは思えないので、タイトルの「罠と罠」が示す2つの罠は誰のものを指すのでしょうね。北条義時と……?そもそも和田合戦に絡む罠の話ですらな…

鎌倉殿の13人 第39回「穏やかな一日」感想

さて、1週お休みを挟んでからの鎌倉殿。残り10話ほどになり最終章突入といったところでしょうか。鎌倉殿の13人 完結編 NHK大河ドラマ・ガイド作者:三谷 幸喜NHK出版Amazon当ブログでは触れてなかったけど、先週の出演陣が集まってのトーク番組もかなり…

鎌倉殿の13人 第38回「時を継ぐ者」感想

さて、いよいよ北条時政の退場回。とはいえここまでに去っていった人たちと違い、珍しく命は奪われない退場です。北条時政と北条政子―「鎌倉」の時代を担った父と娘 (日本史リブレット 人)作者:関 幸彦山川出版社Amazon実権は北条義時と政子に移り、時政の時…

鎌倉殿の13人 第37回「オンベレルンビンバ」感想

もう今回はこのサブタイトルの意味はなんなんだと、それに気持ちを完全に持っていかれております。鎌倉殿の政権を奪った北条時政: 畠山広忠に手を出し、政権を危機に追い込む作者:稲田達矢Amazonストーリー的には義時と時政の対決が本格化といったところでし…

鎌倉殿の13人 第36回「武士の鑑」感想

「武士の鑑」と言う言葉が指すのは、まあストーリーを考えると畠山重忠なんでしょう。 梶原景時もそうだったけど、なんというか散り際にこそ武士の武士性が滲み出ますね。鎌倉殿の13人 後編 NHK大河ドラマ・ガイドNHK出版Amazon周囲の人間がどんどん世…

鎌倉殿の13人 第35回「苦い盃」感想

時政とりくの子・北条政範の突然の他界から始まるっぽい畠山重忠への追い詰め。 今作では朝廷の工作によって消された政範ですが、それ自体が更なる鎌倉破壊工作の始まりにしか過ぎなかった……的な感じかな。畠山重忠-武者の世を創った漢-作者:田口 悠二郎郁…

鎌倉殿の13人 第34回「理想の結婚」感想

タイトル的には源実朝の結婚の話と、その背後で暗躍する後鳥羽上皇の思惑……って感じでしょうか。源実朝 「東国の王権」を夢見た将軍 (講談社選書メチエ)作者:坂井孝一講談社Amazonただ個人的に気になるのは、畠山重忠の動向ですかね。 既に前回の時点で、北…

【鎌倉殿の13人】善児という男を振り返ってみよう

前回の放送で善児が物語から退場。頼家よりも善児が話題になっている感じ、ドラマとして上手く動いていたなあと……特にここ数話の善児は色々考えされるキャラクターで、善児にフォーカスして振り返ると「義時の逆」だったのかなあなんて思います。NHK2022年 …

鎌倉殿の13人 第33回「修善寺」感想

タイトルからすると、修善寺に送られた源頼家がもう少し暗躍しそう。鎌倉殿の政権を奪った北条時政: ダークサイドに落ちた北条時政作者:稲田達矢Amazon一方で歴史的には、ここから北条時政の増長が加速していく。そんな暴走した時政を止めるのは息子の義時で…