さて、いよいよ北条時政の退場回。とはいえここまでに去っていった人たちと違い、珍しく命は奪われない退場です。
実権は北条義時と政子に移り、時政の時代は終わった。
史実では晩年の酷さから、北条一族から評価が低いみたいです。子孫は初代を北条義時としているとかいう、そこそこ哀しい人物みたいですね。
「時を継ぐ者」。北条一族の名に付く1文字「時」という意味と、時政の時代から義時の時代への受け継ぎという意味もあるのかな。
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さて、実質的に謀反人状態の時政。
りくさんさあ……自分達が生き残るために、実朝に危害を加えても構わないって言い出してるの本当にさあ……。
八田殿にちゃんと言語化してもらわないとダメな泰時。まあ道理では分かっちゃいるが、それでも父親を斬るってことを許せないんでしょうね。
……全く泣きそうになってるりくさんに対して共感的な気持ちを抱けないという。もう8〜9割くらいこの女のせいでこうなってるんだから、三浦義村は斬り捨てちゃってもいいんじゃねえですか？これは。
北条時政をこんな事態に貶めた元凶あなたですから。時政が命を捨てる覚悟をする段階に至ってやっと自分のせいですって言われても、遅すぎるんですよねりくさん。
んでこうなると時政の行動もよく分からなくなるんですよ。
「義時にこれからの北条と鎌倉を託す」って気持ちがありながら、なんでこうなるまでりくさんの口車に乗り続けてきたんでしょうか。自分が間違っていることには結構前から気が付いてたでしょこの人……。
泰時の奥さんがバランス良い思考していますね。根本的に真面目人間すぎる泰時の単純な思考回路に、一手変化を加えてくれる良妻だなあ。
北条時政、伊豆に流罪。りくさんも一緒。
時政の前でだけ本音を出す義時。沁みますねぇ……。
なんだろうなあ、どうやってもりくさんに対してヘイトが向いていないのが納得できないというか。根本的な話をすると、史実は分からんけどドラマ的には北条時政が伊豆流罪になった原因はりく。そしてそれは北条一族の多くはなんとなくそれを分かっていると思うし……。
まあ、流石にりくさんと北条姉妹のやりとりに関しては最後の強がりという感じがする。
……やっぱり分からねえのよ。自分からするとというか、視聴者の俯瞰的な視点で見てきた身だと、北条時政を命を奪われる寸前まで追い込んだ張本人と仲良くできるのが分からん。
北条義時はその辺の感覚が一致しているというか、りくさんの暗殺指令を出していました。失敗したけど……やっぱり善児よりは腕が落ちるんでしょうか、トウさん。
北条義時のお仕事が開幕ダーティーです。まずは平賀朝雅の始末。
なるほど、まあ畠山重忠あたりからの一連の動きは平賀朝雅がいなければそもそも起きなかったって考え方もありますか。
執権・北条義時誕生。
いよいよ義時と後鳥羽上皇の戦いが始まる……最終章スタートですね。
次回「穏やかな一日」。
実朝夫妻の様子だけは穏やかだけど、その他が全体的に不穏な予告ですねえ……。
