今回のような、同音異義語を用いたタイトルはちょっとセンス感じちゃったりして。
4代目将軍候補となる人間の資格、それを継がせる3代目・源実朝の資格。
そんな将軍位継承のための動きの中の、政治的な死角。
まあ色々と想像はできるけど、今回のタイトルは誰にとっての「資格」であり「死角」なんでしょう?
スポンサーリンク
公暁の帰還。
それを4代目将軍に担ぎ上げようとするのは三浦義村。ドラマも最終盤だというのに、相変わらず盤面を掻き回し続ける男です。
公暁くんだいぶ優秀みたいですね。仏門に入りながらも剣技も身に付けているとは……。
実朝の後継者争いが、そのまま朝廷と北条の政争……なのかと思えば、実朝自身が朝廷側が招いた人間に将軍職を引き継がせるつもり。
おっふ……その話が実朝から公暁に伝わってしまいました。「次の将軍はオレだ!」という野心が満載の公暁、これには激おこ。順調にこれから起きる歴史の悲劇へのスタック積まれてますね、これ。
さて、次の鎌倉殿を決める会議がスタート。公暁くん、どうもね。頭も良いんだろうけど、野望が強すぎて源頼家の良くないところも強めに遺伝してしまっている感じがありますねえ……。
鎌倉殿候補として後鳥羽上皇が用意したのは、その上皇自身の息子の中から選ぶと。このランクの血筋を用意されたら、流石に義時や三浦義村でも言い返せないよなあ……。
一方三浦義村の真の野望は「三浦一族の出世」ですか。そのラストチャンスが公暁を将軍にすることってことですか。
京の都で、北条政子と兼子の女の戦いが始まるぜ。
バチバチや!お互いにこの会談、互いに願ってもない話だから内容的にはサッと決まって良い話のはずが、今後のパワーバランスを占うバトル……。先週の話で覚醒した政子、強いな。
んでこのタイミングでしれっと時房と後鳥羽上皇が蹴鞠を通じて交流。なんか気に入られたみたいですが……。
サクサク話は進む、次の将軍のお話。
北条義時や三浦義村としては嫌な状況です。
「お前なら、私が目指していてなれなかったものになれる」
北条義時から息子・泰時への本音のメッセージがここで。鎌倉という地において真の敵は、朝廷と繋がる源仲章。
この「なりたくてなれなかったもの」が義時の重要ポイント感ありますね。いつ「それになること」を諦めてしまったんだろうな……。
しかし仲章、調略うめーな。きっちり義時の嫁さんに取り入る感じとか完璧だわ。
……公暁を闇堕ちさせたのは、三浦義村ですか、これ。
割と三浦義村の「言えませぬ!」が白々しいっすねえ……「言えませぬ」と言いながら「友である義時を売ることは……」とか全部言ってるのと同じ上、結局あっさりゲロってしまう三浦義村よ。
ものの1分や2分で思いっきり北条義時を売る三浦義村。たまんねぇぜ……。「実朝も許すな」ってしっかり因果を含ませますね。
次回「審判の日」。
実朝に下される審判、めちゃくちゃ可哀想になるなあ……実朝自身は別に悪くない感じがまた。