心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

どうする家康 第1回「どうする桶狭間」感想

未だにどうしても自分の中で松本潤徳川家康が結び付かないので、試聴するモチベーションは今のところ高まらないんですが……。
周囲を固めるキャストは期待できるキャスティングだったり、そもそも松本潤自身が演技が下手とかそういうわけでもないので、観ていくうちに馴染む可能性もある。そもそも今までとは違う家康像を描きたいからの松本潤だろうし……ということでとりあえず今年も大河ドラマは観ていきますか。

とはいえ、まずタイトルが「どうする家康」という軽すぎるものなために、作品自体に不安感も多少あるんですが。
西郷どん」の時みたいに、途中で脱落する可能性もあるけど……観る前から酷評するのも違うもんな、うん。ちゃんと時代考証であったり、人物に対するリスペクトの感じられる作品であればいける……はず。
戦国時代は自分が歴史好きになったきっかけでもある時代だし、観る側として厳しめになっちゃうんですよね……。

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まだ松平元康である、のちの徳川家康。名前の音の響きだけでいうと松平元康の方がカッケェなと個人的には思うんですけどね。お爺ちゃんの松平清康とか声に出して読みたい戦国武将よな。

ってことで開幕から桶狭間の戦い。たしかこの時の家康は、今川軍の支援がメインでしたかね。食糧運び入れたりとかそういうの。
ビビリの元康少年、この時の年齢は19歳。

今年のオープニングが激しくカッコいい感じというより、平和な江戸時代を開くことになる希望を感じさせるような明るめのテイスト。これは結構「江戸時代になってから」の話もするんかね?

松平元康ってマジで苦難の人生というか、ずっと誰かの人質になってるか、大きくなってからは従属する大名なんだよな。
というか今川氏真が強い男前って描き方は新しいっすね。あと義元からは結構可愛がられている感じの元康である。

まあ15歳で人形遊びってなかなか恥ずかしい話ではあるかもしれませんね。んでそういう自覚はあるのか。木工細工のスキルが高い元康くんである。
割と開幕からぶっ飛んでいる気がしますねこれ。元康といい瀬名さんといい、年齢に対して幼すぎんか……?

親父の墓参りで岡崎に一時帰国する元康。こうやってみると駿府に比べるとスーパー田舎ですな、岡崎。
激烈に優秀な将来の家老・酒井忠次も登場。
鳥居忠吉が何言ってるかわからねえ!歯が抜けて何言ってるか変わらんお爺ちゃん、鎌倉殿でもいたなあ……。
酒井忠次の次は大久保忠世!夏目広次はちょっと知らない人ですね……。

どうも石川数正の「松平家を再興する」という想いに対して、松平元康自身の想いがついて行ってない感じ。
瀬名さん辛辣というかストレートなんだけど、現代人的な考え方よね。当時の考え方でいうと、元康が松平家の息子として産まれた以上家を継ぐのは不可避なんだけども。

瀬名さんがかかっていることて強くなる松平元康……と思ったら、本当は強いのに今川氏真の顔を立ててわざと負けていたことが発覚。
んで元康の使った「妙な技」、柔術オモプラッタかな?
愛故に使用を開放した関節技で、瀬名さんが元康の妻になりました。

しかし1話目から話がすげえサクサク進みますねえ。結婚〜長男誕生とガンガン進み、そのまま桶狭間ですよ。

1560年。
孤立した大高城に先陣を切って突入、兵糧を運ぶ任務が与えられました。
これ「兵糧を運ぶだけ」って言ってるけど、それだけでは終わらんのよね……。
今川義元……というか、野村萬斎の本業じゃんかこの舞のシーン。

兵糧を大高城に運び入れるために、その手前にある砦を突破する必要がある。まあ当たり前よな。
覇道と王道。こう言われると確かに信長は覇道を征く者なんだけど、勝つのは王道を志す義元じゃなくて悪しき道・覇道を征く信長なのがまた。
金色の鎧、今川義元から下賜されるものだったんですか。んでやっぱそれ思うよね、目立つ鎧着てたら敵からも目立ちませんか?っていう。

攻城戦だったり大きな野戦ばかりが(当然)名前として残るわけだけど、砦を巡る攻防戦のような小さな戦いがたくさんあったはずだもんな。
今回の砦突破戦ですら名前残ってる方だと思うし、名もなき戦いが数え切れないほど行われていたのが戦国時代なんでしょうなあ……。
んで今年、野戦のシーンかなりしっかり丁寧に描いてますね。戦の凄惨さも出てますね。

ついに突破した元康、大高城に兵糧を届けることに成功します。そのまま防衛に入る松平元康と大高城に、雨が降り始める……。
あれ?もしかしてこの時、すでに義元は桶狭間で……?やっぱりじゃねえか!!この雨は桶狭間に降った雨か!!

これ松平元康としても大パニックだよなあ……。とにかく撤退することを考えるか。なんて考えていたら元康くん失踪。
これこそ第1話の「どうする家康」ですな。こんな状況に19歳で突然直面させられるんだから、凄まじい時代です。そりゃ何もわからなくなるわ。
とはいえ元康くんこの状況から単身で逃げてどうするのよ感はある。どこに逃げんのよというね。

殿を力技で連れ戻してきた本多忠勝
荒療治ではあるが、忠勝のおかげで少し「主君とは何か」に触れたか。

そして織田信長がついに登場です。カッケェな岡田准一の信長。
幼き日に織田人質だった頃のトラウマが蘇る元康。さあ、どうする……というところでつづく。


次回「兎と狼」。
登場人物が続々登場ですかね。
正直期待値低めだったこともあって、思ってたより遥かに面白かったです。これは最後まで観れそう。