心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

映画・ドラマ-ドラマ

鎌倉殿の13人 第19回「果たせぬ凱旋」感想

うーん、この頼朝と義経のすれ違いが加速していくとしか思えないタイトル。現代語訳 義経記 (河出文庫)河出書房新社Amazon可哀想なのは、義経は本心から兄のためにと思って色々やっているのに、それが全部兄の立場からすれば厄介ごとになるという状況。 マジ…

【大河ドラマ】紫式部主人公はかなり攻めたな……

2024年の大河ドラマが決定したようで、タイトルは「光る君へ」。まさかまさかの主人公は紫式部だ。学研まんが人物日本史 紫式部 はなやかな源氏絵巻学研プラスAmazon……これ行けるかなあ?結局紫式部だけではストーリー保たないから、藤原道長がガッツリスト…

鎌倉殿の13人 第18回「壇ノ浦で舞った男」感想

さて、源義経の本領発揮である壇ノ浦です。超ビジュアル! 源平合戦人物大事典西東社Amazon結果としては勝つことになる義経だけど、まあその戦果に失策が多すぎた感はあります。 天皇は命を落とし、草薙剣はロスト。勝ち方にも問題があり、暗黙のルールとして…

鎌倉殿の13人 第17回「助命と宿命」感想

「助命と宿命」というタイトルがカッケェですね今回。木曽義仲 (読みなおす日本史)作者:積與, 下出吉川弘文館Amazonもう少しじっくり描くのかと思いきや、割とすぐ退場することになった木曾義仲。 今回の主役はその息子・義高でしょう。頼朝が処刑を命じ、そ…

鎌倉殿の13人 第16回「伝説の幕開け」感想

今回のタイトルが指す「伝説」は、源義経のことでいいのかな? ついに軍を率いて出立する義経、その戦の伝説。義経(上) (文春文庫)作者:司馬遼太郎文藝春秋Amazonいうて先週の頼朝の所業から割と立ち直れてないんですけどね、一視聴者としては。 あのタイ…

【鎌倉殿の13人】これからの展開が怖すぎるんですが

第15回にて、頼朝の策謀により上総広常が消されました。伝説 上総介広常と源頼朝: 房総頼朝伝説作者:齊藤 弥四郎Independently publishedAmazon佐藤浩市の演技が凄まじかったなあ。何故?という気持ちと、裏切られたという悲しみみたいなものが入り混じる中…

鎌倉殿の13人 第15回「足固めの儀式」感想

今回は先週の終わり方の時点で波乱が確定しているので楽しみです。 頼朝から心の離れている御家人たちの謀反寸前な状況。敢えて謀反を企む勢力に上総広常を送り込む戦略を取る義時たち。大江広元 (人物叢書)作者:上杉 和彦吉川弘文館Amazonタイトルの「足固…

鎌倉殿の13人 第14回「都の義仲」感想

これは木曾義仲がメインになる回ですかね……?Fate/Grand Order アーチャー/巴御前 英霊旅装Ver. 1/7スケール ABS&PVC製 塗装済み完成品フィギュアマックスファクトリー(Max Factory)Amazon木曾義仲となると、まあ巴御前。 FGOやってる身としては巴御前はそこ…

鎌倉殿の13人 第13回「幼なじみの絆」感想

タイトルの「幼なじみ」は、八重さんと三浦義村かな?三浦一族の研究作者:秀樹, 高橋吉川弘文館Amazonこうやってドラマとか観ていると、歴史の超有名人物の一個下に隠れている人物に興味が湧いたりしてきます。 今だとそれこそ三浦義村とか、上総広常とか色…

鎌倉殿の13人 第12回「亀の前事件」感想

ついにサブタイトルにまでなってしまった亀さん。カメ大図鑑 潜頸亜目・曲頸亜目: 水棲種と陸棲種の分類・進化・形態・生態・法律・飼育・繁殖などを解説 (ディスカバリー生き物・再発見)作者:中井 穂瑞領誠文堂新光社Amazonタイトル的には歴史のメインスト…

鎌倉殿の13人 第11回「許されざる嘘」感想

今回の見どころはどこだろう。個人的には今作の義経ちょっと面白くなってきていて、予告の段階でやべえ表情してたりしたので楽しみポイント。伝説 上総介広常と源頼朝: 房総頼朝伝説作者:齊藤 弥四郎Independently publishedAmazon上総広常と義経の間にも、…

鎌倉殿の13人 第10回「根拠なき自信」感想

今作の義経像はどう解釈すればいいんでしょうかね。奥州藤原氏との繋がりは初登場時にはっきりしているため、その前提で言うと、何と言いますか育ちが悪すぎるというか。奥州藤原氏―平泉の栄華百年 (中公新書)作者:高橋 崇中央公論新社Amazon当時における戦…

鎌倉殿の13人 第9回「決戦前夜」感想

鎌倉に入ることに無事成功した頼朝たち。その勢力も挙兵した頃とは比べ物にならないほどになっている。 ここからいよいよ平家との本格的な戦いが始まるんでしょうか……というところでタイトルは「決戦前夜」。滝沢秀明主演 大河ドラマ 義経 完全版 第弐集 DVD…

鎌倉殿の13人 第8回「いざ、鎌倉」感想

後半ちょっとだけ観ていたんだけど、夕方にやっていた番組「鎌倉殿サミット2022」が結構面白かったです。頼朝というより、鎌倉殿に軸を合わせた番組なので「北条家から見た幕府」という感じで、専門家たちが結構深いところまで語り合っててだいぶ楽しかった…

鎌倉殿の13人 第7回「敵か、あるいは」感想

今回のキーマンは佐藤浩市が演じる上総広常ですね。伝説 上総介広常と源頼朝: 房総頼朝伝説作者:齊藤 弥四郎Independently publishedAmazon少し調べてみると源義朝が倒れた後に平家に従っていた人物だそうで、そこから頼朝に着き、その後は頼朝と不仲になっ…

鎌倉殿の13人 第6回「悪い知らせ」感想

素直に「悪い知らせ」を解釈すると、兄・宗時が暗殺されたことなんだけど……そんな単純な話なのか。というか、それだけではなく色んな角度から「悪い知らせ」が襲ってきそうである。図説 鎌倉幕府戎光祥出版Amazonさて、平家勢力に追い込まれている頼朝と北条…

鎌倉殿の13人 第5回「兄との約束」感想

前回の放送を見た後に軽くググったら、やっぱり今回の戦で義時の兄は命を落とすようで。 父と弟とはぐれ、なんだか呆気なく世を去るらしいんだけど……ドラマとしては義時に後のことを託すことになるはず故の「兄との約束」。北条義時 鎌倉殿を補佐した二代目…

鎌倉殿の13人 第4回「矢のゆくえ」感想

さあ時は来た、状況も整ったって感じでいよいよ挙兵。 タイトルの「矢」は誰が放つ矢を指しているのでしょうか。大河ドラマ 平清盛 総集編 [Blu-ray]松山ケンイチAmazonそういや大河ドラマ「平清盛」、非常に面白かったんだけど世間的には割と不評だった記憶…

鎌倉殿の13人 第3回「挙兵は慎重に」感想

前回のラストで、本当は挙兵する気満々であることを義時にだけ明かした頼朝。 タイトルの「慎重に」の部分、平家にバレることよりも北条の皆さんの大多数にバレることの方がリスクであることを示してそうなんだよなあ……。特に義時お兄ちゃん、やる気はあるけ…

鎌倉殿の13人 第2回「佐殿の腹」感想

第1話の感じから想像するに、今年の大河の各話タイトルは結構深い意味が込められている可能性が高そう。 ってことで今回の「佐殿の腹」。予告でも言っていた「挙兵する気はない」という言葉の裏腹に、それこそ腹の内ではやる気満々とかね。 源“大泉”頼朝、表…

鎌倉殿の13人 第1回「大いなる小競り合い」感想

さて、今年からコロナでズレた大河ドラマのサイクルも元に戻りまして……。NHK2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」完全読本 (NIKKO MOOK)産経新聞出版Amazon北条義時を主人公にした、少し変わった鎌倉幕府の物語が描かれそうな「鎌倉殿の13人」がスタート。 既…

青天を衝け 最終回「青春はつづく」感想

さて、コロナの影響で話数も少なくなってしまった今回の大河も最終回。 最終回のタイトルが「栄一、○○」のパターン外してきたのは結構意外というかなんというか。今年の大河、サブタイトルにパターンあるようでないようである……みたいな不思議な感じだったな…

青天を衝け 第40回「栄一、海を越えて」感想

ラスト2話は15分拡大。青天を衝け 三NHK出版Amazon栄一だけ見た目の歳取ってねえ感がすごいけど、ここから2話で人生を終えるんだなあ……。 戦争も終わり、後はドラマ内で何を描いていくんでしょうかね。 明智光秀のように強いインパクトのある人生の終わりで…

青天を衝け 第39回「栄一と戦争」感想

今回は日露戦争だと思うんだけど、前回ナレーションだけで始まって終わった日清戦争と違って、日露戦争は渋沢栄一の人生にとって重要だってことなんでしょうかね。 ……逆に日清戦争は大して関係なかったのか?日露戦争史 1 (平凡社ライブラリー839)作者:半藤 …

青天を衝け 第38回「栄一の嫡男」感想

残りの話数もわずかというところですが、ここに来てグレる息子みたいな民放のホームドラマのような話。 前回の予告の感じだと、それより栄一の命が狙われるエピソードの方が興味あるんだよなあ。大河ドラマ 青天を衝け オリジナル・サウンドトラックIII 音楽…

青天を衝け 第37回「栄一、あがく」感想

奥さんに先立たれ、事業も三菱に押され気味な栄一。 あがいてあがいて蘇るのが今週のエピソードかな?渋沢栄一と岩崎弥太郎 日本の資本主義を築いた両雄の経営哲学 (幻冬舎新書)作者:河合 敦幻冬舎Amazon栄一と弥太郎を同時に取り上げた本もあるみたいで。や…

青天を衝け 第36回「栄一と千代」感想

もうドラマも終盤ってことで、奥さんも今回で他界なされるようで。図解即戦力 銀行業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書技術評論社Amazonこれから栄一は数多くの銀行設立に関わり、それどころかもはや専門分野がなんなのか分からんくらい…

青天を衝け 第35回「栄一、もてなす」感想

海外からの来賓をしっかりもてなして、日本の国際的存在感を示すプロジェクト。 ……なんか民間に降ったのに、栄一ってば結局政府案件の仕事しまくってない?大統領でたどるアメリカの歴史 (岩波ジュニア新書)作者:明石 和康岩波書店Amazonもてなす人物はアメ…

青天を衝け 第34回「栄一と伝説の商人」感想

このタイトルが指す伝説の承認は、まあそのまま岩崎弥太郎のことでしょうか。呂宋助左衛門―「黄金の日々」を生きた怪商 (1977年)作者:高野 澄徳間書店Amazon今並行して観ている「黄金の日々」の主人公が、戦国時代の商人・呂宋助左衛門なのでちょっとシンク…

青天を衝け 第32回「論語と算盤」感想

ここに来て渋沢栄一の著作の名前が話のタイトルに。 前回の終わり方的には国立銀行の危機を脱するのかストーリーの軸になりそうですが、そこに「論語と算盤」がどう関わってくるのか。現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)作者:渋沢栄一筑摩書房Amazon論語と算…