先日、夕食として久しぶりにサイゼリヤに行きました。
ポモドーロと青豆のサラダを注文。
ポモドーロが普通に量が多く、この2皿だけで大満足ディナーだったのにわずか600円!コスパだけで言うと、もうラーメン屋さんにすら行ってられないレベルで費用対効果が高過ぎるサイゼリヤ……ですが。
メニューを見て思ったんですけど、もしかしてメニュー数減ってます?
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イタリアからの豚肉加工系食品の食品輸入が停止されていることもあって、今もプロシュートやサラミ類はメニューに載っていません。
他にも以前食べて結構美味しかった「フリウリ風フリコ」なんかも姿を消しています。
うーん……なんだかメニューのページ数自体がちょっと減った気もするんだけど、実際に開くというほど数は減っていないような気もする……。「メニュー数が減った気がする」だけなのか。
ってことで、Googleで現在最新のメニューと2020年ごろのメニューを検索して、見比べてみたんですよ。
そうやって見比べてみると、ピザ、パスタ、ドリア・グラタン類など、それぞれのカテゴリーごとに2〜3品ずつくらいメニュー数が減っているようでした。
あとパスタの大盛りができなくなっているらしい。
やはりメニュー数、減ってはいるようです。
「値上げをしない」宣言をしているサイゼリヤ。
業務の効率化やメニューの見直しで原材料費高騰による利益圧迫を乗り切る戦略だそうで、メニューの変化もその一つでしょう。
以前飲食店で働いていたこともあって多少は気持ちが分かったりします。メニュー数を減らせば、仕入れる食材の数を減らせるので結果的にコスト削減にもなりますからね。
複数の料理に共通する食材を使うのも戦略。こうやって重なる食材を増やせば、これまた仕入れる食材の数を減らせます。
……まあ、サイゼリヤに関しては自社工場・自社農園があるし、あの規模での経営者視点の話だからもっとずっと高度なレベルで見ているんでしょうけど。
先日行った天下一品では、通常の天下一品ラーメンの価格が940円にまで値上げしていて少し戦慄しました。1000円あったらサイゼリヤでワイン飲みながらパスタにサイドメニュー2皿とか、組み合わせ次第では可能なことを考えると……。
他の飲食店も軒並み値上げしていく中で、値上げをしないサイゼリヤはむしろ客単価が上がっているとか。
あくまでネットで調べたレベルでの話だけど、このご時世だと「値上げしない」ってことが既に大きなブランドイメージというか、お店としての強みになっている感じはあります。
どこのお店だって本来は値上げはしたくないはず。
だから「値上げせざるを得ない」のでしているのでしょうけれども、そこで企業としての体力や創意工夫が足りていると「値上げしない」という戦い方ができるんだろうなあと。
そういう意味では、サイゼリヤの今の戦い方ってコロナ以前の平時の積み重ねがあったからこそできる戦略なのだろうと思いますね。
当然これから落ち着いてきたら品数も元に戻っていくはず。
何よりイタリアからの輸入制限が解除されれば、プロシュートやサラミなんかはすぐにでもメニューに復活させたいだろうしね。
他の飲食店が一度上げた商品価格が一気に元に戻るとは考えにくい。例えば天一なら、現在の940円から昔の680円まで突然下がることはないでしょう。下がるとしても段階的にだと思います。
そうなると、現在にサイゼリヤの強みはまだしばらく強い力として働きそうな気はします。