心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【FGO】ドゥルガーの性能を見てみましょう

まあ、このタイミングでの実装の可能性はそれなりにあるなあと思っていましたが。

マジでメドゥーサではなく、ドゥルガーの方が実装されてしまいました。「神光融合型殲滅女神ドゥルガー」はちょっとロボット物感ありますね。「恒星間戦略統合兵器デウス」的な。
ペーパームーンのストーリー的にはアルターエゴでくるかと思っていたけど、クラスはアーチャーでの実装。

ザックリ使ってみた感触としては「強くなったゼノビア」みたいな雰囲気を出していますが、実際にはできることは結構多いタイプな気がします。
競合するサーヴァントが強いアーチャー界隈。ドゥルガーはその中でいうとニトクリスオルタのような、何か一芸特化ではなく色んなことができる優等生というタイプかなあと思います。

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スキル

じゃあスキルから見ていきましょう。全スキルレベル10まで上げている場合の数値です。自分は素材が足りないからオール8で止まっていますが。

【マハーマーヤーEX】
NP50チャージ+味方全体のオーバーチャージ増加(1段階/3ターン)。

シンプルにNP50チャージはありがたいところ。周回に使うサーヴァントならNPチャージは欲しいところなのできっちり持ってきた印象。

このスキルのテーマはオーバーチャージを全体に配る効果をどう使うか、ですね。
アーツ宝具なのでサポーターとしてまず想定されるのはキャストリアですが、こちらはオーバーチャージで粛清防御の回数が増える。この点を考えると、周回にせよストーリーでのボス戦攻略にせよドゥルガーとキャストリアのシナジーは雑に高い感触。
他に想定されるのはレディ・アヴァロンでしょうか。こちらはオーバーチャージでスター獲得数が増えますね。
あと地味に噛み合いそうだなと思ったのが玉藻の前。オーバーチャージで宝具のNP配布量が増えるので、ドゥルガー→玉藻の順で宝具を使うとウィンウィンな感じ。スキルで宝具バフ・アーツバフもあるので、ドゥルガーの火力アップもできる。

ドゥルガーともう一人アタッカーを並べる運用も少し考えられる。
オーバーチャージで火力が上がるタイプの宝具持ちなら、全員相性良いと言えなくもないような。オーバーチャージアップは3ターン持続するので、まあ色々考えられそう。例えば同じアーチャーなら、アーラシュはオーバーチャージで単純に宝具威力が上がるし。

ドゥルガー自身がアーツ宝具でNP回収量もかなり良好なため、オーバーチャージのことまで考えないでいい場面ならサポーターは割と選ばない感じですかね。
それこそ徐福なんかはアーツバフ・NP獲得量アップバフ・NP配布まであって低レアの中では屈指のアーツサポーターです。
あと後述しますが、ヨハンナが実はかなり相性良さそう。ドゥルガーが自分で持っていないバフを軒並み補えるスキルの所持者ですね。


【近付き難い者A】
自身に無敵付与(3回/3ターン)+クイック・アーツ・バスター性能をアップ(20%/3ターン)。

攻防一体の地味に優秀なスキルかなと。
3色カードバフは無難に腐ることなく、ドゥルガーのどのコマンドカードを切った時にも乗るわけですから無駄はない(代わりに上昇倍率は低めですが)。
ただ、次に紹介するスキルの効果や宝具がアーツであることを考えると、高倍率のアーツバフ1色特化でも良かった感じはあります。

そして無敵の3回/3ターンというのが強い気がするんですよね。
集中攻撃や全体攻撃連打を喰らっても、無敵1ターンと同じ動きをする(基本的に敵の行動は1ターンに3回)。
敵の攻撃がばらけた場合には、複数ターンにまたがって無敵が持続する。
防御面では想像以上に強いんじゃないかと思います。


【第三の目EX】
自身の宝具威力アップ(30%/3ターン)+使用ターンの自分のコマンドカードを全てアーツに変化+無敵貫通(1ターン)。

アルトリアが持っていた「自分のコマンドコードを全てバスターに変化させる」のアーツ版を持ってきました。これはドゥルガーだけの個性。
このスキルを使って宝具→アーツ2枚のチェインを組めれば、NP回収もできて次ターンも宝具という流れが狙えますね。

周回運用なら開幕から3ターン持続する宝具威力アップを目的として使用。
ストーリー攻略などでは、相手のギミックに合わせるタイミングで無敵貫通を目的にして使用……という感じで、状況に応じて使うタイミングを使い分ける感じでしょうかね。

ただ、アルトリアのバスター変化と比較した時にドゥルガーのアーツ変化があまり強くない気がします。
アルトリアの場合は変化したバスターカードに自身のバフ、光コヤンのクリティカルバフなどが乗り馬鹿げた火力を叩き出すわけですが、ドゥルガーの場合アーツサポーターの性能まで見てもそこまで火力は伸びないはず。
そして宝具のNP回収量がそもそもかなり良いので、このスキルに頼らずともNPに苦労する場面は少ないと思います。

宝具

自身に天属性特攻状態を付与(50%/1ターン)後、敵全体に強力な魔性特攻攻撃。その後敵全体に防御ダウン(20%/3ターン)を付与。
魔性特攻倍率がオーバーチャージで上昇します。

2種類の特攻を持つ宝具。天属性を持つサーヴァントはそれなりに多く、弱点をつけるセイバー・バーサーカー以外でも出番がある……かも?周回ならサーヴァント以外にも刺さる場面は多く、ゴースト系、ゴーレム系、ホムンクルス系……などなど、よく見かけるエネミータイプも多いです。
魔性特攻の方は刺さる相手は少なめですが、イベントなどで敵として出てこられるとちょっと厄介そうな水着伊吹童子などには天・魔性のW特攻が刺さるので覚えておくといいのかな?そこまで出番はなさそうですが。ちなみにこちらもサーヴァントではなくエネミーまで見ると魔性特性持ちは多い。
対サーヴァントというより、対雑魚エネミーに対しての処理性能が高い感じか。
W特攻が刺さる相手は伊吹童子(セイバー・バーサーカー両方)、ヴリトラ、水着カーマのようです。ヴリトラに関してはクラス的に不利だから、わざわざドゥルガーを出すこともなさそうですが。

攻撃後に防御ダウンってのがちょっと惜しい。防御ダウンさせてから攻撃ならよかったのになあ……とはいえ3ターン持続する上に、ドゥルガー自身が宝具連射を狙えるタイプの性能。防御ダウンの重ねがけも見えてくる感じはあるので、ストーリー攻略などではありがたい追加効果でしょう。

正直比較対象のサーヴァントが強すぎますが……

「アーツの周回向け全体宝具」の枠には水着伊吹童子という化け物がいるため、どうやっても比較されてしまうため評価が下がりがち。
また周回にしても、同じアーチャークラスにゼノビアという全体アーツ宝具サーヴァントがいます。こちらも周回適性がかなり高い上に、レア度が4のためコストがドゥルガーよりも軽く編成の自由度が高いというね。
一番周回性能として近いのは水着ジャンヌ。ドゥルガーに関しては実質水着ジャンヌの上位互換っぽい感じの性能なので、一番かわいそうなのは水着ジャンヌかもしれない。
ドゥルガーに関しては宝具の2種特攻で差別化するしかない……と思うので、正直周回性能だけでみると「もっと優秀なサーヴァントはいますね」という感じになってしまいます。

独自性はスキル群かなと。
オーバーチャージ増加を味方全体に配ること、性能の良い無敵、自身のコマンドカードをアーツに変化させる、無敵貫通……これらのスキルで差別化したいところ。
まあこのあたりのスキル性能があるので、無敵を使いながらアーツカードや宝具連射によって継続的に火力を出していくという動きもできるように調整されている感じはします。周回にもストーリー攻略にも使える感じですね。

物足りない点や弱点としては、クリティカルバフを持っていないことでしょうか。
せっかくアーツ一色にカードを染めたり、無敵貫通ができたりするわけですが……。そうやって染めたアーツカード、火力を盛るにはスキルのバフ量が少ない仕上がりではあります。クリティカルバフも持たずスター獲得関連も自前で持たないので、宝具以外の攻撃のダメージを伸ばすのにちょっと難儀する。
既に書いたように3色カードバフは腐らないですが、この性能であればアーツバフのみの代わりに倍率が高めの方がやはりありがたかった気も。自然とアーツのカードを多く切ることになる構成ですからね。

クリティカルバフを積めそうなアーツサポーターとしてはレディ・アヴァロン。ただしクリティカルバフの持続は1ターン。
ちょっと触れたけど、実は相当噛み合いそうなのがヨハンナ。アーツカード限定だけど、3ターン持続するクリティカルバフを付与できる。さらにアーツ性能アップと毎ターンNP獲得も付与でき、ドゥルガー自身が持っていない攻撃力アップバフもあります。ヨハンナは自身にスター獲得状態の付与もできて……と、ドゥルガーが自分で用意できないけど欲しい部分をほとんどカバーできるんですよね。ドゥルガー・キャストリア・ヨハンナの編成はアリっぽい気がするので、ちょっと試してみましょうかね。

欲を言えばもう一声欲しい性能とも言える。どうやってもアーツの全体宝具という時点で水着伊吹童子が比較として出てきてしまい、アレと比べるとほぼ全てのアタッカー型のサーヴァントは評価を落とすことになります。
……というか、水着伊吹童子が極端に強すぎるんだよね。正直ドゥルガーの再臨後の姿とかまで踏まえると、ドゥルガーこそバーサーカーじゃないのかって思うんですけど。


長々と書いてきましたが、手持ち次第では持っていなくても困らない性能なのかなあとは思うものの、普通にかなり強いサーヴァントなのも事実。既に水着伊吹童子がいるなら無理に狙う必要のない性能だし、アーチャークラスとして見ても他に優秀なサーヴァント、例えば宝具が重なっているギルガメッシュなどを持っているなら性能的には出番を他に取られる……くらいのバランスでしょうか。
ただ持っていた場合、活躍できる場面自体はそこそこあるくらいには強いサーヴァントだと思います。

自分の場合は性能がどうであれ、インド神話の女神様って時点で引く選択肢しかなかった。ネタバレになっちゃうから詳しく書きませんが、再臨を進めると別側面の姿に変わるので再臨段階をランダムにしておくのも周回時にちょっとだけ楽しい。
速攻でレベル90まで上げ、フォウくんも2000まで突っ込みました。ステータスとしてATKがそもそも高いので、そういう意味では水着ジャンヌやゼノビアで微妙に火力が届かなかったような場面のアップデートに繋がるかもしれません。

もうすぐ8周年、水着イベントも待っているという状況。必然的に水着伊吹童子の復刻もあるかな?というタイミングではあるので、客観的に性能だけで語ると引くかは結構悩ましいサーヴァントだと思います。
「強いのはまあ強いんだけどさあ……」という感じかな。
まあどのサーヴァントにも言えますが「好きなら引け」ですね。自分はゼノビアも水着ジャンヌもいますが、好きなのでドゥルガー引いたし今後は積極的にスタメン運用だと思います。