心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

蒸留酒と醸造酒

やっぱり醸造酒は身体に合わないのかなあという自分語りを一つ。関連してウイスキーが一番好きな話にもなりそうですがね。

誕生日の仕事終わりに、一人ささやかに立ち寄ったのが「元祖仙台ひとくち餃子 あずま」。
そこでハイボールを1杯飲んだ後、2杯目に日本酒をいったんですが……それだけで随分と酔いが回りまして。
あずまの餃子は小ぶりで数がいけるので、本当ならもう一杯くらい酒も飲みつつ3皿行こうと思っていたんだけど、かなり酔いが回っているのも自覚するほどだった。結局餃子も2皿でストップすることに……。

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普段バーに行ったらウイスキーロックで3杯とか飲むわけですよ。しかもつまみはミックスナッツだけとか、そういう感じでね。それが日本酒一合でフラフラに……餃子2皿とハツ刺しも食べてるんだぜ?
飲んでいる液体としての量に違いはあるものの、普段飲むようなウイスキーのアルコール度数は大体45%前後。
対して日本酒は大体15%くらいなので、3倍近い差がある。
要するに接種したアルコール量の話ではないと考えられますね……。

蒸留酒醸造

そこで出てくるのが、それぞれの酒の製法の違い。
米を発酵させて作る日本酒は醸造酒。
一方で大麦などを発酵させてできた液体を、さらに蒸留することでアルコール度数を高めるのがウイスキー。つまり蒸留酒

言い方を変えると、アルコール以外の成分が多く入っているのが日本酒ということになる。
そして色々調べてみると、このアルコール以外の成分の多さが悪酔いの原因だったりもするらしいです。

もちろんそれが日本酒の複雑で繊細な美味しさの理由。
ただし一方で、ウイスキーのように蒸留過程がないことでさまざまな物質、さらにはアルコールだけでいっても複数の種類のアルコールが完成品の中に混じる結果になる。それぞれを分解するための酵素を体内で作り出さないといけないため、結果としてウイスキーなどの純度の高い酒よりも分解に時間がかかる……らしい。全部Wikipediaやネットで調べた感じですが。

アルコール度数の高さよりも、敢えて悪い言葉で言うと不純物の多さが悪酔いの問題っぽい。
その不純物の多さが美味しさでもあるので悩ましいし、何より日本酒も好きなんですけどね。結構飲む時の体調に左右されるので、普段から飲んでられないんだよなあ……。

一方のウイスキー。こちらは液体自体の不純物は少ない代わりに、樽熟成による香りや味の変化や、麦芽乾燥時にピートで燻すことで生まれるスモーク香などの外部から味に影響する要素が多め。
もちろん醸造酒同様、液体自体の個性も出るけどそれを蒸留することで不純物は取り除かれる。ウォッカが一番分かりやすい例でしょうな。


当然逆に日本酒の方が酔いにくいという人もいると思う。
今更な話だけど、ことお酒に関しては自分の体質も理解した上で付き合っていくのが本当に大事ですね。一番好きなお酒がウイスキーで良かったわ……。