心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【ウイスキー】アイリッシュの新星、ROE&CO

仕事終わりにとりあえずバーに行って、特に飲みたいものも決めていなかったので「なんかハイボールで美味しいやつありますか?」と聞いたら勧められたのが、今回紹介するROE&CO。読み方は「ローアンドコー」です。

全然違う話になるけど、だいぶ昔、Amazonのリンクでアルコール類とか貼ると良くねーぞみたいなやつを見た記憶があるので、直接ROE&COのリンクは貼らないですけど……。一応Amazonで普通に売ってたので、興味ある方は買ってみてください。

さて話を戻しまして。今回のROE&COはアイリッシュウイスキーのニュースターです。日本で販売が開始されたのは本当に最近のブレンデッドウイスキー
勧められた時には内心(アイリッシュねえ……)という感じだったけど、一口飲んで一気に心情は激変した。

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アイリッシュウイスキーといえばクリーン&スムースな味わい、というのが一般的な常識だと思います。
これは蒸留回数の多さに理由があって、スコッチなどに比べて蒸留回数が多いことで原酒の雑味がよりカットされ、結果として出来上がるウイスキーもすっきりした味わいに仕上がる。

良く言えば飲みやすい、悪くいうと個性がない。
自分のように普段個性のあるシングルモルトを飲み比べて楽しむ人間からすると、このアイリッシュウイスキーの「個性がないという個性」は物足りなく映る要因だったわけです。

そこで今回のROE&CO。
今回はソーダ割りで飲んだけど、一口目からしっかりした味わいがあったんですよね。
アイリッシュでしかもブレンデッド。「これマジでアイリッシュ?」と思っちゃうくらいにコンテンツは芳醇。
バーボン樽から来るであろうバニラの甘さと、それを引き立てる微かなスパイシー感。「カクテルにも合うアイリッシュウイスキーを」というコンセプトで作られたそうですが、ROE&CO単体で十分成立するほどのパワーを持ったウイスキーだと思います。

あまりアイリッシュらしくないとも言えるけど、しっかりとコンテンツを抱えながらも併存する飲みやすさはアイリッシュウイスキーのそれかも。
このくらいウイスキー自体にしっかりパワーがありつつも、そもそもコンセプトはカクテル向けのウイスキーというのが興味深いところ。オールドファッションやロブロイのような、ウイスキーがメインのショートカクテルで力を発揮しそう。ROE&CO自体の美味しさを活かせるようなカクテルが良さそうです。