心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

仙台アーケード街について書いてみる

仙台の街には、ドーム型の屋根が付いた商店街であるいわゆる「アーケード商店街」が多くあります。
多くありますというか、もう仙台駅そばのAERの前からずっと続いていますね。仙台は全国的にも、アーケード商店街の多い街として有名らしい。

そんな仙台のアーケード商店街、自分は幼少期から漠然とそれらをまとめて「クリスロード」と呼称しているんですが、本当は「クリスロード」と呼ぶアーケードはそのうちの一部でしかありません。
本当は大きな道路を跨げば、別の名前のアーケードなのよね。

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ハピナ名掛丁商店街

仙台駅から一番近いアーケード区画。先に触れたAERの正面から入るのはここです。
コロナ禍の間に一気に居酒屋などが増えた印象。とはいえ以前から飲食店が軒を連ねているエリアかなと思います。
そういやコロナ前に職場の忘年会も、ハピナ名掛丁内のお店で行いましたねえ……。

七十七銀行もあったりするので、自分は帰宅前にここでお金を降ろし、そのままAERの丸善で本を買って帰ったりすることもたまにありますよ。

アーケードを抜けるところには左手にドン・キホーテが見えてきます。正面の大通りの信号を渡ると次のアーケード。

クリスロード商店街

ここからがクリスロードです。
クリスロードはハピナ名掛丁とは一転、結構多彩なお店が並ぶようになり「商店街」という感じが強くなります。
ただ、古くから営業していたお店はコロナ前後の期間に結構閉店してしまった感じがあって、呉服店などが多少残っているくらいでしょうか。
サンドラッグダイコクドラッグなどのドラッグストア。
ドトールスターバックスエクセルシオールなどのカフェ。
あとは最近ダイシンができたりして。どうも大型資本のお店が代わりに流入していて、アーケードそのものが廃れるということはないものの古き良き……みたいな時代ではなくなっているのもまた事実。

実は地形上では、先述の「ハピナ名掛丁商店街」とこの「クリスロード商店街」の境目は、なんとアーケード中にあります。
地面を見ていると途中で模様が変わるんですね。ここにかつて伊達政宗が作らせた四谷用水という水路が通っていて、そこを境にして変わるみたいです。この辺は以前ブラタモリでもやっていた気がする。
ということで、正確にはダイシンは名掛丁商店街の所属になるらしいです。ちょっとややこしい……かも。

アーケードの中でも、一番お買い物に使う頻度が高いエリアかなあと思います。

マーブルロードおおまち商店街

そんなクリスロードを抜け、さらに信号を渡った先がマーブルロードおおまち商店街。こちらは少し高級なお店が多いでしょうか。
まずアーケードの入り口両サイドにGUCCIBEAMSがあって、普段はなんとも思わないけど改めて見るとなかなかの威圧感。服飾に全然興味がない人間からすると「うわぁ高え!」としかならないやつですね。

少し進むとKALDIがあります。
趣味でパスタを作ったりしていると結構お世話になりますね。少し珍しい調味料などもあって楽しいんですが、いざ購入するとなかなか使いきれないんだよな。

こちらにもカフェがありますが、クリスロードよりも少しリッチな星乃珈琲店です。あと昨年できたのがコメダ珈琲店
いずれもドトールベローチェに比べると若干価格帯は上で、代わりに店内でまったり過ごすようなニーズが強い印象。この辺も「マーブルロードおおまち」っぽいと言えるのかも。

他にもジュエリーショップやブランドバッグのお店、スーツのお店などがありますが、まあアーケード全体のうち25%くらいをデパートである藤崎が面していますね。
いずれにしてもやや高級嗜好なエリア。とはいえコンビニやダイソーはなまるうどんなども点在しており、仕事終わりの買い物に立ち寄ることも多いエリアです。

ぶらんど〜む一番町&サンモール一番町

マーブルロードおおまち商店街で終わり……かと思いきや、その終点から今度は南北に向かってアーケードは伸びています。
北側が「ぶらんど〜む一番町」、南側が「サンモール一番町」です。

この通りでは休日にイベントがよく行われていますね。特にサンモール一番町では、休日には結構な頻度でフリーマーケットのようなものが開催。
マーブルロードおおまち、ぶらんど〜む一番町、サンモール一番町のちょうどぶつかる位置は、そのまま藤崎の角にも当たるのでいろんなイベントが行われます。ボジョレー解禁の時とかは毎年販売イベントみたいなやつやってるイメージです。

まとめ

ということで仙台アーケード街の実態は、駅前から結構な広さをカバーする広大な空間だったりします。
当然ながら車は入れないので、歩行者天国みたいなモン。七夕の季節はアーケード中が飾り付けられますよ。

昔から営業してきた個人営業っぽい老舗はここ数年でどんどん閉店しており、代わりにカフェやコンビニ、あとは全国展開しているようなお店が空いたスペースに新店をオープンしているような流れを感じます。
これはこれで結構寂しいものですが、時代の流れかなあ。地方のようにシャッター商店街と化す心配は仙台の場合なさそうですが、古き良き風景というのは失われつつある……というのが現在の仙台アーケードでしょうか。先に書いたように、クリスロードでそれは顕著に感じたりします。