心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【ウイスキー】厚岸が飲めなかったお話

今回はウイスキーの話ですが、同時にウイスキーの話ではないお話。

金曜日は仕事終わりに、サクッと末廣ラーメンを食べてからヨドバシカメラへ。
1階にある気軽にウイスキーを楽しめる「お酒の美術館」へと向かいました。

スポンサーリンク


目的は一点。
どうやらお酒の美術館に、厚岸が並んでいるという噂を耳にしたからです。

ひとまずジンリッキーを注文して、喉を潤します。
お酒の美術館、ついついウイスキーばかり見てしまいがちですが……意外とカクテル類も悪くないんですよね。その時作る店員さん次第で味は変わってしまうでしょうけど、今回のジンリッキーは好みのバランスでした。ライムもちゃんと効いてます。

ということでウイスキーの棚を眺めながらジンリッキーを味わっていたのですが……厚岸が見当たらない。
「厚岸が置いてあるっぽい話を聞いたんですけど……」
と切り出すと、恐ろしいことにあっという間にボトルが空いてしまったのだとか。

いやはやですね。厚岸、自分の知っている情報の限りでは1週間ほどで完売したということになります。
700ml入りで、1ショット30mlですから……23杯分とちょっとですか。
自分のよく行くバーでは、こんな速度でボトル1本が空になるような売れ方のウイスキーは見たことありませんよ。やはり単純なお客さんの入る数が、小さなバーとは圧倒的に違うのでしょうね。
おかげでお酒の美術館、早い時間から結構騒がしくなっちゃう時もあるんですけど。

厚岸もなかなか高額のウイスキー銘柄です。当然店頭で出す際の値段もなかなかなものだったと思うのですが、それがあっという間になくなっているあたり……お酒の美術館にもなかなかのウイスキー好きが集まっていることが考えられます。
しれっと仙台市は、日本の世帯別ウイスキー購入数量ランキングで2位になっていたりするんですよね。地元に宮城峡蒸溜所があるというバックボーンもあるのかもしれませんが、ウイスキーに馴染みのある大地なのかも。そのようにウイスキー好きの分母が多いということは、自然と自分のように「もっとディープにウイスキーにハマっている人」も多いということでしょうか。
分かっている人なら、厚岸が比較的安価で飲めると知れば迷わず注文するはずだし。

結局悩んだあと、厚岸のようにスモーキーだけど、それでいて飲みやすさもあるやつ……って感じでタリスカー10年をストレートで。実際に飲むとニュアンスは全然違うんですが、まあ仕方がない。
タリスカータリスカーで美味いんですが、10年の場合厚岸のようなフルーティーさのコンテンツはほとんどありません。


なかなか悲しみ。「あると思って行ったらなかった」というのは、思ったよりがっかり感強いです。
まあ厚岸、珍しいのは事実ですが入手難易度に関しては極端に高いわけでもないので、ジャパニーズウイスキーに強いバーだとしっかり揃えていたりします。以前1度だけ行ったカーヴにも、バックバーに何本か厚岸が並んでいた記憶がありますし。
「お酒の美術館でフットワーク軽く飲める」というのが誘引力になっていたので結構残念ですが、どうしてとなれば、探せば割と飲めるとは思いますからね。
就活面接の結果みたいですが、今回は自分と厚岸にご縁がなかったということで……。