心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

バーで紹介されたバーに行ってみる

バーというのは同業者同士の繋がりが強いと言いますか……。
そういうわけで、普段行っているバーのマスターにおすすめされたバーに行ってみました。

はじめてのバーでは、とりあえずジントニックから入ってみるスタイル。

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使っているジンはタンカレートニックウォーターシュウェップスだったかな。
ただ特筆すべきことがありまして、最後に乾燥させたハーブが散らしてあります。粗挽きブラックペッパーくらいの粗めの粉末というか。おそらくバジル……かな?ちょっと自信がないんですが。
バーテンダーさんに伺うと、どうもタンカレーが“薄くなった”らしい。味も香味も弱まったタンカレーのそれを補う意味もあってのアレンジのようで。
これがライムの爽やかさと混じり合ってなかなか心地よい。どこかエスニックな雰囲気も漂わせつつも、主張しすぎない程度の量にハーブは抑えられていて。
タリスカーハイボールにブラックペッパーはよく聞きますが、ジントニックにドライハーブ……これは新発見かもしれない。

そしてちょっと嬉しいのが盛りだくさんのチャーム。
なんと2皿出てきまして、1皿めはベリーの風味がするしっとりとしたチョコクッキーとオレンジピール。2皿めがアーモンド、カシューナッツジャイアントコーン、さらに和風の豆菓子が綺麗に盛られたミックスナッツ。
お会計から逆算するとテーブルチャージは1000円と、仙台ではなかなか高額な方だとは思いますが……その分チャームそのものが量もクオリティも高かったです。
「空きっ腹に直接酒はキツい……」って人でも、このくらいチャームが出てくれるなら一軒目でも良さそう。

軽快にジントニックを飲み終え、2杯目はどうしようか……とボトルを眺めていると、座っている席の真正面に見たことのないグレンスコシアが並んでいたのでオーダー。
こちらは写真を撮りそびれたんだけど「グレンスコシア10年 レジェンズ・オブ・スコシア」というもの。
映画館「ピクチャーハウス」建設100周年を記念した限定ボトルで、限定6000本の貴重品!注文した後、その味を堪能しながらそれを聞いたので「やべえ金額だったらどうしよう……」とだいぶ焦ったんですが、定価の販売価格から計算された良心的なお値段だったので一安心。ちなみにヤフオクとかで探すと、なかなか凄いお値段になっているそうです。
スモーキーなヘビリーピーテッドでありつつも、シェリー樽による熟成。通常のグレンスコシア10年はバーボン樽なので全然違うイメージではないかと……通常のグレンスコシア10年を飲んだことがないので比較ができないんですが。
最近はスモーキー&シェリーという組み合わせのウイスキーが結構好きなので、当然これも好きなやつでしたね。アードベッグラフロイグほどのパンチはないけどしっかりしたスモーキーさに、フルーツのような甘さと同時に麦感もほのかに。バランスよくまとまりつつも濃厚な味わいという感じ。ウイスキーとしてのコンテンツはギッシリ詰まった一本。


こちらのお店は定休日はなしだそう。代わりにバーテンダーさんは日によって変わるみたいなので、これはこれでなかなか楽しそう。その日のバーテンダーさん次第で同じカクテルでも違う表情になるだろうし、そういう楽しみ方はアリですね。
この日はオーナーさんがお休みだったようで。国分町にもお店を出しているバーですが、そちらにいたのかな?
とはいえ国分町、仙台の中ではやっぱり比較的治安は悪めだしあんまり行きたくないんですよね。一方今回行ったお店の立地、程よく繁華街から離れていて、個人的には絶妙な好立地。仙台駅からもそれほど離れておらず、利便性も高いという。
場所も良く、揃えているウイスキーもかなりディープなところまでありそうなバックバー。というか、今回飲んだレジェンズ・オブ・スコシアがまさにそれだし……。
これは良いお店を紹介していただけましたね。