心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【カクテル】ザクロのニューヨーク

久しぶりにいつものバーへ。

今回はフレッシュフルーツとしてザクロがあるということで、それを使ったニューヨークをいただきました。
鮮やかな色と、酸味のあるさっぱりした味わいが仕事終わりに染みますなあ……。

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本来のニューヨークは、ライウイスキーorバーボンウイスキーをベースにライムジュース、グレナデンシロップを加えたカクテル。
グレナデンシロップはザクロ果汁を使った甘〜いシロップなのですが、今回はその成分がフレッシュなザクロにチェンジということですね。

今回はバーボンをベースで。シロップの砂糖甘い感じがないので、飲み口はかなりさっぱりしています。
バーボンの骨太な旨みも楽しめつつ、そこにザクロの甘み・酸味が加わって……これは大変美味しかった。飲みやすいのでこれは女性にもおすすめでしょうか。
マスター自ら「得意なカクテルです」と言っていただけはある美味しさでした。


2杯目はバーボン樽系のスコッチ……というところで、せっかくということでゴードン&マクファイル社がリリースしているグレントファースとレダイグを飲み比べ。

グレントファースは優等生という感じで、バランスの良い味わい。フルーティーな香りでスルスルいける感じ。スペイサイドだなあと思わせる綺麗な味わい。

一方のレダイグアイランズ系の、いわゆる「島モノ」特有のエッセンスが楽しいモルト
そのまま飲むと思ったよりスモーキーなエッセンスが強いです。個人的にはちょっとラフロイグを思わせるタイプのスモーキーさ。
少し加水することでかなり拾えるコンテンツが増えます。バナナやマンゴーのような南国系フルーツの感じや、チョコレートのような風味も。加水することでスモーキーさにマスクされていたエッセンスが、一気に顔を出しますね。これはちょっと加水して飲むのが美味しい。


〆の一杯はハイランドクーラー。
これはウイスキー版のジンフィズといった感じで、スコッチ・レモンジュース・シュガーシロップをシェイクしたものをグラスに注ぎ、最後にソーダアップ。
レシピを調べるとジンジャーエールがメジャーっぽいですが、レモンの酸味とシュガーシロップの甘味がしっかり入っている分、今回作ってくれたソーダで仕上げる方がすっきりして美味しい気がしますね。

マスター曰く「そのバーテンダーの技量というより、考え方が出るカクテル」。
どのスコッチを使うのか。レモンジュース・シュガーシロップの効かせ方。作り手によって千差万別のようで、これは他のバーで頼んで飲み比べるのも楽しそう。
本来はジンフィズやジントニック同様、一杯目に喉を潤しつつ飲むのが良さげなカクテル。次回以降バーに行く時に、一杯目に良さそうです。


こうやって振り返ると、今回飲んだものはカクテル含め全てウイスキー成分が……。
やっぱウイスキー好きなんですね、自分。