心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「拍手が起きた理由」だけは至極単純だと思うんだが

氏名NGリストなるものが出てきたりして、会見後も妙に騒がしい旧ジャニーズ事務所
会見はともかく対応としては会社を分けて、各タレントとはエージェント契約という「それしかないだろうなあ」というところに落ち着いた感はあります。社名変更なんかの話が世間の反応を見てから出てきた感じなので、印象自体はマイナスがゼロに近付いただけなんですけどね、個人的には。

今回取り上げたいのは、そんな会見の中でも拍手が起こった一幕について。
こういう時には大抵名前が出てくる某女性記者をはじめとした数人が、どうも一社一問というルールを破って連続質問をしたりしたそうで(しかもマイクも持っていなかったとか……)。それに対して井ノ原快彦氏が注意をしたところ、会場で拍手が起きたそうですね。

スポンサーリンク


これに対しても「旧ジャニーズ事務所に忖度した状況だったんだ」的な話だったり、はたまた「加害者側である井ノ原氏が何綺麗事言ってんだ」みたいな感じになったりしていて……なんだか一部、度を越した事務所叩きになりつつある界隈があるんですよね。なぜか自民党政権を叩き続ける人とやたら一致しているんですけどね、この界隈。そして拍手の原因となったと思しき記者は、反政権の急先鋒みたいな人です。妙な符合だな……?
個人的にはあの会見会場に、普通に実話ナックルズさんが入れている時点で割とフラットだったような気はしますけどね。そんなナックルズの記者がちゃんとルールを守っていてこれがまた……どっちが真っ当なメディアなんだか分からなくなるっていうね。

話を戻しまして。今回の「拍手が起こった理由」に関してはそういう背後関係はほとんど関係ないんじゃないかと思っています。
これに関しては本当に単純な話で、ルールの通り指名されるのを待ちながら挙手している他メディアの記者からすれば「なんなのあいつ」案件な訳ですよ。しかも今回おそらく注意される原因となった記者、前々から変わらずこんな感じですからね。
どう考えても他メディアからは前から厄介者扱いされていて、そこにきて今回注意が入ったりしたもんだから偶発的に拍手が広がっただけだと思っています。

例の記者、どうも自分は特別な存在だと勘違いしているんじゃないかと思うんですよね。
他の記者が聞けないことに鋭く斬り込んでいるつもりなのかもしれないけど、実際には思いっきりカウンター喰らっていることも多いですし。過去に自分の著書が映画化されたりしたこともありどうも「自分は他の記者と違ったことをしてもいい」とでも思っているんじゃないかなあなどと……。
組織内でも面倒な人扱いされてるんじゃないですかね、これ。偉くなっちゃうと周りは口出し出来なくなるみたいなやつ、社内で起きてませんか?

そもそもNGリストの方すら、そのリストがジャニーズに都合が悪いとかの理由ではなく、ただ「円滑な会見を阻害しかねない記者リスト」だったとしたら?なんて思ったりもするわけです。実際そのリストにはこの記者の名前載ってたっぽいし。
そもそも鋭い質問を言語化してズドンを撃ち込めるのが本当に優秀な記者だと自分は思っているので、挙手もせずに勝手に発言をしようとし続けているような時点で……ね。質問内容を的確に言語化できていないってことになりません?
一社一問だとして、各社からの質問を全て合わせれば結構な数になります。自分がした質問以外も全部しっかりまとめることができるなら、ちゃんとした記事を作れると思うんですがね。「質問」の時間で「自分のお気持ち表明」を行う記者が日本は多すぎる気がします。


まあ背後で色々な思惑が動いている一件なのは間違いないんですが、拍手に関してだけは「これまで溜まっていた同業者からの反感が拍手という形で発露した」というだけな気がします。あの瞬間だけは、本当にそれだけだと思う。