1週間近く前の話になりますが。この前の日曜日の朝は散歩がてら、朝食をすき家で食べましてその帰り道。
近所に小学校があり、その傍に花が色々植えてあって綺麗なんですが、その周囲を飛ぶ蝶もまた色が鮮やかで綺麗だったんですね。
んでちょっと思ったんですが、昆虫の中にはやたら色が綺麗なやつがたくさんいます。
これって要するに、昆虫自身が色を識別できているってことなんですかね?と疑問に思ったわけです。
スポンサーリンク
よく「オスがメスを誘惑するため」だったり、あるいは「擬態のため」だったりと言われますが……これって相手側が色を認識できていないと意味がないじゃない?と思ってちょっと調べてみたんですね。
結果としては、昆虫も色は見えているが、それは我々が見ているものとは全く異なる色彩。
その理由は、昆虫は紫外線も色として「見える」かららしいです。
こちらの記事でいくつかの花を、紫外線撮影することで昆虫が見ている色に変換した写真を見ることができますがこれが興味深い。
黄色いタンポポは白と赤に、白いアネモネは綺麗な深いブルーの色に変貌。まるで別の世界です。
これを見ていると、我々が「綺麗な色だなあ」と思ってみている花や昆虫も、彼らの世界ではまるで別の色ということが分かります。
昆虫がメスの気を引くために美しい色に進化したとしても、昆虫達の視界では全く別の色の美しさ。
……そもそも進化の過程で自分の身体の色が変化するってどういうことなんですかね?
この辺は昆虫の生命サイクルの短さが一つヒントになっていると思います。
短いと数ヶ月でその寿命を終えてしまうような種もいる昆虫。それはそれだけ世代交代のサイクルが多く、それだけ進化のチャンスが多いということでもあります。
世代交代のサイクルが早いということは、それだけ進化チャンスが増える。哺乳類なんかと比べると驚異的な速度で進化が進みますわね、これは。例えば50年生きる生物と1年しか寿命のない昆虫では、種として100年の間に2回しか進化チャンスがない前者に比べ昆虫は100回何かを変えられる可能性があるわけですから。
昆虫は地球外生命体がルーツ説とか、はたまた宇宙人が送り込んできた生体機械説とかありますが……あながちないとも言えない気がするんですね、彼らの特殊性を踏まえると。
前から思っていたんだけど、昆虫だけ色んな生物のルールから逸脱している気がするんですよね。表面が固いの、あれが骨らしいですよ?だから体内には骨がないんだそうで……いやいや、どうなってんのそれって話じゃないですか。そもそも足は6本あるし、もう意味が分からなくなってきました。でもそんな昆虫が結構好きです。