心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

「消極的支持」の意味を理解できないと野党の政権交代はできないと思うぞ

なんだか「辞任ドミノ」なる言葉が生まれたようで。最近の大臣辞任ラッシュを揶揄した言葉のようです。
まあ確かに金絡みでルール違反していたわけだから辞任もやむ無しだし、議員辞職まで行かないとダメなんじゃねえか?みたいな人もいると思いますけども……。

そんな内閣を組んだ安倍総理任命責任とかの話もありますが、やっぱり気になるのはこういう時に水を得た魚の如く生き生きする一部の野党かな。
チャンスとばかりに「野党同士協力して政権交代を目指す」とか言ってるようですが、何年も酷え酷え言われている現政権がそれでもこれだけ長期間続いている理由、考えたことあるのだろうか。

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自分含め現政権支持者の多くは「消極的支持層」だと思うんですね。

こちらを読んでもらえると分かるんだけど、内閣支持の理由で一番割合が大きいのが「他に適当な人がいない」なんだよ。
安倍内閣に期待している」んじゃなくて「他よりはまだマシだろうから……」で選んでいる。


この意味を野党が理解していますか?という話。
今回の件だと、大臣が辞任するほどの不祥事が連続で明らかになりましたと。で、それについての任命責任などを徹底的に突いていく……まあ野党はそんな方針なんだろうけども。
……これは「政治」なの?辞任ドミノは確かに大問題だが、そこでマスコミの報道に浮かれて大喜びして飛びつくような野党だから支持が増えないんじゃないのかね。

毎度毎度国会での野党の質問が現政権の政策についてじゃないんだよな。
今回のことに関して野党が言うべきなのは「こんな不祥事が続くような人事されると政治が進まないんですよ!」であって「このまま辞任ドミノを狙う!」とか言ってる政党は政治する気がないと公言してるのと同じだと思うんですが。
本当なら「辞任ドミノなんて起きないようにちゃんとしろよ!」と声を挙げるのが野党の役割なのでは?


第二次安倍政権になってから、不祥事で10人も大臣を辞めているらしい。
10人も辞めているような酷い政権なのに、そんな酷い政権から政権を奪取できない野党がどれだけ期待されてないのかってのを胸に手を当てて考えた方がいい。

ちなみに現在のところ、野党支持層を全部足しても自民党の支持率より低いらしいですよ。協力しても数値的には足りないっていう……。全体の40%を超える支持政党を持たない層にどうアプローチしていくかが課題だろうけど、今の状態じゃ与党も野党もその層を取り込むことはできないでしょうしね。ってことは局面は変化しないってことです。