国立科学博物館が資金不足のため、クラウドファンディングを実施。
1億円の目標は速攻で達成したことで安堵したと同時に「国立の施設なんだから国がもっと手厚く支援してよ」と思ってしまいました。
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なんか、すげえよなあ。
こういう学術分野には相変わらずお金を出さないんですよね、日本政府。大学とかもそうなんだけど、こういう分野に対しての投資が全く足りないので、他の国に研究とかで遅れを取るイメージがあります。
今回の博物館も、本当は国際規模の問題だと思うんですよ。
世界的にも貴重な標本も多数保管されていると思うんですが、そういうのを正しく管理・維持するのは世界に対しての責任でもあると思うんですね。日本にしかないものとか、それどころか世界で国立科学博物館にしかないものも多数あるでしょう。それ守らなくてどうすんのさ？と思います。
世界に対して「日本政府はこういうものを守るためにお金は使いません」と宣言しているようなものなので、個人的には結構恥ずかしいです。
結局4億円以上がクラウドファンディングで集まったようですが、これを「良い話」風に持っていかれるのは絶対違うんですよね。
クラファンで4億円集まっちゃうほど国民の注目も意識も高かったわけで、これは日本政府以上に民間の意識が高いことを表してしまっている。ちょっと情けない話の類ですよ。
挙句これで「クラウドファンディングでこれだけ集まるなら、今後もお金出さなくていいか」みたいに政治側が解釈されてしまうとふざけんなって話。
ウクライナ支援をはじめ、やたら国際支援に多額の金銭を出している岸田政府。
まあそれ自体は悪いことではないんですが、そのうちの数%でいいから国内のこういった分野にも回せないか？と思います。例えばウクライナ支援には最大1500億円規模の支援をするそうですが、そのうちの1億でも2億でも国内に回せませんかね？と。
やること自体はいいんだけど、順序とかバランスとかがおかしい気がするんですよね、現政府。
