心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ネガティヴな意見に限定して「控えろ」は違うだろ

映画「シン・仮面ライダー」に対して、平山満氏が「賛否両論あるのは理解しているが、まだ先行公開から1ヶ月も経っていない。SNSなどでのネガティヴな書き込みは控えてほしい」とツイートしていて、なんかモヤっとしたんですね。

「フラットな気持ちでご覧ください」とも書いてあったんだけど、そのフラットな気持ちで観た結果賛否両論あるんじゃないですかね?
そもそもネガティヴな意見に限定して書き込みは控えてほしいってのが、ちょっとずるいというか。

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これが「フラットに観てもらうために、ポジティヴ・ネガティヴ関わらず意見は書かないで」ならまだ分かる。
良いも悪いも意見なのだから、どっちもOKにするかどっちもNGにするかしないとフェアじゃない。
ネガティヴな意見だけ封殺することがそもそも「フラット」じゃないだろうよ、という感じ。これ偏向報道と同じ構造ですぞ。

SNS上で書き込む人がどちら側の感想を持ったにせよ、どちらも作品に対する評価であることには変わりないわけです。
「まあ観る人のバイアスかかるからなあ」と擁護するコメントも見たんだけど、それを言ったら庵野秀明作品の信者だってバイアスのかかったポジティブ意見を書くでしょう。
結局見たくない意見を見たくないだけのように見えるんですよね。


……ちなみに、一番怖いのは。
今回このツイートをした平山満氏の素性ですかね。
この方は父親・平山亨氏が昭和仮面ライダーのプロデューサーをしていた人物で、その息子さん。
……その息子さんってだけです。つまり仮面ライダーを産んだ人の親族ではあるが、シン・仮面ライダーに関しては「無関係」なんですよね。えぇ……?