実際に買うかどうかはともかく、とりあえず少しでも気になった本のタイトルをメモ帳にぶっ込み続けているのですが……。
なんだか気がついたら大変なことになっています。
読みたいジャンルもルール無用なので、自己啓発系に歴史系、食の雑学から健康関連。小説もいくつかありますね。
この画像はそんなリストの一部ですし、スクロールするとこれがあと2ページ分くらい続きます。助けて……。
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自分は本に関しては実物で欲しい、電子書籍はちょっと……なタイプの人間。
時々本屋に行っては、店内の検索機械を使ってメモ帳にリストアップされた本のタイトルを入れ、店頭に並んでいるか探します。
そこで売っていたら2〜3冊買って、それらを読むという感じですね。
基本的にネット情報から欲しい本を見つけるため、比較的新しい本が多いので割とあるんですが、中には結構古い本もあったりして見つからないパターンもあります。
この場合は基本諦めになったりしますが、どうしても欲しい場合はAmazonなどで取り寄せる感じですね。
個人的に食べ物の本は結構面白いです。料理レシピとかではなくて(それも面白いけど)食べ物の歴史とかね。
例えば今は『豆腐の文化史』を読んでいます。
はじめは中国での豆腐の発祥に触れ、そこからは日本国内への伝来と豆腐文化の発達を日本史に沿って解説している本なんですが、これがある程度日本史を知っておくと非常に面白い。
製法的な難易度と原材料から、当初は寺社で食べられる特別なものだった豆腐。
やがて公家階級に広がり、更には石臼の普及により効率よく大豆から豆腐を作れるようになると、徐々に庶民にも広がっていきます。
そこで「庶民の食べ物」になるかと思いきや、それ以後も公家階級などでも引き続き重宝されるというなんだか不思議な食べ物。江戸期には晩酌のお供になったりもしていたようです。読んでいると豆腐田楽が食べたくなりますね。
自分みたいにジャンル問わず色々読んでいると、異なる分野同士が繋がるような瞬間があり、更にはそんな「繋がっている本」がこの世には沢山あることに気が付きますし、何よりそれを十全に楽しむには雑多に読んできた自分自身の蓄積があってこそだと思って楽しくなりますね。
先の『豆腐の文化史』は日本史×食文化のマリアージュですし、軽く民俗学の本に触れておいたお陰で『ネット怪談の民俗学』は自分的には一段階解像度が高い状態で読めた気がしました。
特定の分野に絞って深掘りするのもいいですが、やはり自分はそういうこだわりは持たずにとにかく読むのが性に合っています。そのうち異なる分野のクロスオーバーが起きるのが結構楽しい。「そういや全然ジャンル違う本で、同じような話出てたな」とか思い出したりする瞬間、まあまああるんですよね。読書におけるシナプスの成長みたいな感じです。
まあ、好きな分野に関してはその上で深掘りしますけどね。