心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

まず紅生姜直箸は「全く面白くない」

吉野家の紅生姜を直接食べた人が、先日威力業務妨害と器物損壊で逮捕されました。
以下、毎日新聞から引用。

大阪市内の牛丼チェーン店「吉野家」で、卓上に置かれた容器内の紅ショウガを自身の箸で口にかき込み、店の業務を妨害したとして、大阪府警住之江署は4日、いずれも大阪市西成区に住む建築業の嶋津龍(35)と友人で飲食店経営の岡敏秀(34)の両容疑者を威力業務妨害と器物損壊の疑いで逮捕したと発表した。
(中略)
嶋津容疑者は「みんなを笑かしたいと思った」と供述。岡容疑者も「(嶋津容疑者に)『おもしろいことやってや』と頼んだら、いきなり食べた。めちゃ面白くて、みんなに見てほしかったのでSNSに上げた」と説明し、いずれも容疑を認めているという。

社会的な意味での問題点は回転寿司から一連の流れで多くの人が語っていて、まあ概ね自分も同じこと考えているので敢えては書きません。
ということで別の視点から。
この「紅生姜を直接食べる」という行為、面白いですかね?

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面白いどころか、知り合いがこれやって「面白いでしょ」とか言い出したら普通に引くやつですよね、これ。

社会的な問題は散々語られているからここではそれは置いといて、今回の一件はお笑い的観点から見て「クッソおもんない」わけですよ。
34とか35とかという年齢になる人間が、この程度のことを面白いと思っちゃうのが個人的にはなかなか痛々しいんですよね。しかもこの二人のうち一人は飲食店経営。同業でこれはもうアウトでしょ。まあアウトだから逮捕されたんだけど。

やっぱりある程度教養は必要なんだなって

「ユーモア」をGoogle検索すると「人を傷つけない上品なおかしみやしゃれ」と出てくる。
で、そんなユーモアには教養がある程度必要です。モラルとか社会性も、かな。

そういうのをまだ獲得できていない子供が紅生姜を食べる……みたいなイタズラをするのはまだ理解できるし、最近の高校生くらいの若者がそういうことして企業側の毅然とした対応くらいはじめているのもまあ(高校生レベルなら多少獲得しておけよとは思うものの)分からなくはない。

ただ今回のやつ、35歳!34歳!というなかなかキツい年齢という。
この年齢になって紅生姜を直接食べる行為が「めちゃ面白い」という感性。逆説的に、今までどれだけ低いレベルの「面白い」のまま生きてきたんだよとか思いました。

例えツッコミみたいなことしても、意味とか全然分からなかったりするんでしょうなあ。知識と頭の回転、ツッコまれる側にもある程度備わっていないと理解ができないし。