心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

防げないヒューマンエラーと分かった上での対策

うちの職場、全く同じ業務内で全く同じミスが年に数回確実に発生するんですね。
特定の誰かがそれを苦手としているからでもなく、誰にでも発生しているようなタイプのミス。自分は幸いそのミスを起こしたことはないが、自分でもただ運が良いだけだと思うような類いのやつなんですよ。

で、その度に「気をつけましょう」みたいな注意が行われて終了するんだけど……それだけじゃ改善できないから、こうやって何度も何度も同じことが繰り返されているのでは?と。
一人一人が意識するレベルでは回避不能なのが実質的には明らかになっているんだから、一個上のステージでの対策を考えないといけないんじゃないか。

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そのやっている仕事はパソコンで行っているんだけど、すごく簡単にいうとプログラムの方を改修して、そのミスが起きやすい箇所で強制的に確認しないといけないようにするだけでほぼ防げるやつだと思うんですね。
流れ作業的に進んでしまい、見落としやすい所だから起きている現象なので、逆に言えばそこを流れ作業できないように釘を刺すだけで高確率で止められるやつだと考えられる。

そうなると、なぜその改修を行うかどうかの話が出てこないんだろう?と思うわけです。いや、既に出ているけど色々な障壁があってできないのか。というかそうだと信じたいが。
お客さん側からしても「何回同じミスしてんの?」みたいな話になるわけで、自分がその辺の話に介入できる立場なら「プログラムの改修しません?」みたいな提案は確実にしているだろうなあと。現場の作業効率の若干の低下を差し引いても、ミスがなくなることの方がメリットが大きい箇所のように思うのでね。


どこでも言われることだけど、ヒューマンエラーをゼロにすることは不可能。
なのでシステムなりプロセスなりを変えて、そういうエラーが起きにくい構造にするってのは大事というか、むしろその方法でしか減らせないと思うんですね。
「人間はミスをする」という前提の上で物事を考えないといけないよなあって。毎回「見落としやすいところだから気をつけましょう」を繰り返される感じ、根性論っぽくてあまりいい気はしないんだよな。やる気や根性みたいな精神論で仕事をしていない身からすると。