いよいよレオ杯が始まるってことで、なんとなくクライマックスシナリオが実装されてからのチャンピオンズミーティングのレース条件を見返してみたんですよ。
3月から8月までの距離を順番に並べると、長距離・中距離・中距離・マイル・中距離・短距離。
実装直後に1回長距離レースがあっただけで、半分は中距離での開催。1年の前半に長距離のG1レースがほぼないのも理由としてはあるとは思うんだけど……。
ただ、個人的には運営側がクライマックスシナリオの問題点を自覚しているように見えるんですよね。
全然関係ないけど、ダイワスカーレットのフィギュアのクオリティ高すぎてビビりますよ。フィギュアとか全く興味ない自分ですら画像見て「すげえ」って思ったもんな。
スポンサーリンク
このブログでも再三書いてきたようにクライマックスシナリオで強いウマ娘を育てられるファクターとして「走れる適性距離が多い」というのがある。
だからマイル・中距離・長距離が走れるオグリキャップなんかが強く育ちやすい上、固有スキルも優秀なお陰でしばらく暴れ回り続けてきたわけですね。
クライマックスシナリオはこんな状況なので、例えば長距離レースでチャンミを開催したところでいつものメンバーが出てくる可能性が極めて高いわけですよ。
「マイルや中距離では活躍しにくいけど、長距離なら行ける」ようなスキルや成長補正を持っているはずのウマ娘も、マイル適性が低いってだけで脱落するのです。レースに出る前に、育成するかしないかの段階で脱落する。
史実では長距離で活躍したメジロマックイーンやマンハッタンカフェ。ウマ娘においては「クライマックスシナリオの仕様のせいで」長距離レースでも使われないんですよ。当然中距離でも使われません。マイルが走れないから、というそれだけ聞くとちょっと意味の分からない理由で。
ここまで書いてきたこととやや矛盾することも今回のレオ杯では起きていて、そもそも強く育てやすい＝因子で強引に適性距離を広げても強いということも起きている。そもそも適性距離が多いウマ娘は、そこからさらに適性距離を広げても当然強いってことです。
結果として何が起こっているかというと、今月の短距離で開催されているレオ杯、オグリキャップの出走率がおかしいことになってるんですよ。レオ杯初日である今日に関しては、オグリキャップに当たらない方が珍しいレベルだった。
短距離適性Sまで上げてあるライスシャワーを走らせている人にも当たって、もうその時点でそのプレイヤーさんにはキャラ愛を感じた一方で、オグリキャップがうじゃうじゃ出てくるのは基本的に「オグリキャップが強いから」でしかなく、ほとんどの人はキャラ愛ではないよね。
チャンミのグレードリーグに求めることではないのかもしれないが、なんでそもそも短距離スプリンターのサクラバクシンオーやカレンチャンよりオグリキャップを多く見ないといけないんですかね？ここまでくると根本的な何かが破綻してませんか？
「好きなウマ娘で好きなレースを勝たせられる」のはウマ娘初期のステキポイントだったんだけど、ここまでやれとは思ってなかったよ。
クライマックスシナリオ直後だけ長距離レースで開催されたチャンミ。
そこからプレイヤーが試行錯誤する中で育成理論が固まってきたことで、中・長距離しか走れないウマ娘は強く育てにくいことが明らかになってきた。
この状況でまた長距離レースを開催すると、本来長距離レースでこそ輝くウマ娘がゲームシステム自体に弾かれるのが可視化されてしまう。というか、今短距離レースなのにオグリキャップばかり見かけることでほぼ同じ事実が可視化されています。結局長距離と同じで、短距離しか走れないウマ娘は短距離で勝てないっていう謎の状態なのです。
運営側もそれが分かっていたから、それ以降はひたすら長距離レースのチャンミを避けてきたんじゃないか……なんて邪推してしまうんですよね。ここまで中距離だらけで半年やってきたのは流石に偏りが過ぎる。というか中距離だけ極端に多過ぎるやろ。
ってことで、逆に新シナリオ実装からの残り半年は長距離も増えるはずと信じたい。
つまりクライマックスシナリオみたいな、シナリオ自体がウマ娘の格差を作り出すような構造ではない……はず。真っ当にステイヤーが長距離レースで活躍できる環境が帰ってきてくれることを心から願います。この半年全く活躍できなかったウマ娘は本当に多いし、新しく実装されたのに適性の問題でそのまま使われないってウマ娘もたくさんいたよ。
あとはインフレ幅かなあ……ステータスの上限突破が来そうって噂はちょいちょい聞くけど、極端なインフレにはならないことを願いたい。アオハル杯からクライマックスシナリオへの移行で起きたぶっ壊れインフレが前例にあるから、バランス調整なんて期待できないんだけどね。
