心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

暮らしを守るために軍事費があるんですが

先日Twitterにて、ハッシュタグ「#軍事費2倍でなく暮らしに予算を」がトレンド入りしていて、平和ボケしてるんだなあと思うと同時に根本的なことを理解していない人の多さにびっくりしたんですよね。

そもそもその「暮らし」、日本という国家がその存在を守られているという前提があって初めて守られるんですよ。
今の中国や韓国を考えたときに、よく軍事費を軽視できるなあと。
日本がなくなったら暮らしもクソもないんだけど。

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「軍事費」という言葉に引っ張られている人も多い気がする。日本という国家の侵略を狙う外国からの「防衛費」でもあることを忘れてはいけません。
そして日本の場合、災害時などに活躍する自衛隊の費用も「軍事費」ですよね。この軍事費いらないって人はそういう時に自衛隊に頼ってほしくないんだよな。普段は戦争の原因になるとかなんとかいって解体を訴えるくせに、地震や大雨などの災害が起きたらすぐ援助を要求する都合のいいタイプの人間が一定数いるんだよなあ……。日頃からちゃんと準備してくれているから有事に動けるというのに。

なんつーか順番を理解していない。
日本という国がちゃんと存在できるように守れている状態があって、初めてその日本での「暮らし」が成立する。分かってんのかな?この点。

まあ「軍事費2倍は多すぎる」という批判ならまだ分かるんだけど、今回のハッシュタグ付けて政権批判しようとしてる人はそういう視点ではなくて、おそらく「軍事費を今より減らせ」的な文脈だと思われる。
ただし先に書いたように、現在の国際情勢踏まえたらそんなぬるいこと絶対言えないと思うんですけどね……。


「軍事ではなく言葉の力で守れ」とか頭がお花畑な人もいたんですが、話し合いってお互い話し合う気がないと成立しないってことすら理解していない人もいるようで。
こっちが歩み寄っても、向こうがそれを跳ねつけたら終わりなんだよ。スイスがあの立地でなぜ中立できてるか分かってるんですかね……上手いこと周囲の国と話をしているのもあるだろうけど、その根底にはそんな話し合いがミスってもいいようにゴリゴリに軍備してるからですぞ。

「軍備は明確に可視化されないから分かりにくいけど、インフラだよ」って書いている人がいて、そういう感覚を理解できてないと国防を軽視するんだろうなあと思いました。
何度も書くけど、国が守られていないと暮らしも何もないんだぞ。