心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ゲームのアプデロードマップって地味に大事やなって

先日Fallout76のアップデートがあったんだけど、それと大体同時なタイミングで今年のロードマップも公開された。
ロードマップが分からない人向けに簡単に言うと、まあ今後の予定ですね。いつ頃にこういうコンテンツを追加するつもりとか、こういうシステム改修しますよとか。

Fallout76の場合このロードマップが非常にテンションが上がるものが多くて、さらに今年1年かけて何をやるのか全部出してくれるのでモチベーションが跳ね上がる。
それこそ「夏にレジェンダリーパワーアーマー来るし、追加されてたB.O.Sクエストのラストも追加かよ!」とか「冬には星4レジェンダリーだってェ!?」みたいな感じで。バグや不満もそれなりにあるゲームだけれども、それを補ってあまりある楽しみがそこにあるんですわ。というかバグも楽しんでたりする自分はいる、そんなゲームだけど。

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あんまりスマホのゲームだとそういうロードマップ公開しているゲームないな、というか、日本のゲームメーカーってあまり出してこない印象がある。
ソシャゲの場合、多分イベントや実装する新キャラを直前に明かすことでのサプライズ感や、そういうやり方で課金意欲を引き出しているんだと思うんだけど。ウマ娘ナリタブライアンはそんな感じでまんまと課金させられましたね……。


ただこれ、調子良く運営できててマネタイズできてる感覚のあるゲームなら全然いいんだけど、一方で「もしかしてやべえんじゃないのこのゲーム」状態だと逆効果になる気がしている。
それこそ今のFGOなんかがそれで、今明かされているロードマップ的なものは「6月にメインストーリー6章を公開します」だけなんだよね。
イベントの内容でサプライズ感出したいのなら、内容には触れずに時期だけでいいからロードマップ欲しい感じあります。「7月には恒例の夏イベント、周年イベントではメインストーリーでも目玉となるサーヴァントが実装予定です!他にもシリアスなストーリーのイベントも計画中」みたいな漠然としたやつ。まあ「シリアスなストーリー」は個人的な願望だけど。
イベントのシナリオ軽いノリのやつが多すぎるんだよなあ……せっかく歴史上の偉人とか沢山出てくるんだから、生前悲劇的な死を迎えたサーヴァントの掘り下げとかでもいいじゃんね。普通に諸葛亮司馬懿五丈原の戦いとか、エルメロイとライネスの関係性も絡めつつ面白く描けそうなもんなんだけど……話が脱線しました。

そもそもそんなに先の計画立ててないわけがない。ゲームの新規イベントとか、普通何ヶ月も前から用意してると思うんですよ。というかそうじゃないとプログラムとか間に合わないと思うのよね、素人ながら。
新サーヴァント1体実装するのだけでも、企画からイラストレーターさんへの発注、フレーバーテキスト部分のライターさんへの発注、ゲーム内のモーション作成、スキルなどの性能設定とプログラミング、実際に動かした時に変な動きをしないかのでデバッグなどなど、どう考えてもずっと前から用意は進めてないとあり得ない。ってことはサプライズ感のためだけにギリギリまで情報出してないだけな訳で。
出していい範疇の情報はある程度出していかないと、それこそ今のFGOはユーザー離れが加速してるんで繋ぎ止められなくて終わってしまう気がする。そういう意味でロードマップは有効なんじゃないかと思います。


そんな実例が、実体験としてのFallout76。モロにロードマップ公開で繋ぎ止められた人間が私です。

それこそ今回のロードマップが発表されるまでほとんど遊んでなかった状態だったんだけど、夏のアップデート内容とそれに向けたテストサーバーでプレイした人の動画などを見た結果「今のうちにアプデ後の準備とかしときたいな」と思って触りはじめたら面白くなってバリバリ遊んでるからね。

長く遊んでもらうつもりなら、計画的な開発だけでなく計画的な情報公開も大事な戦略なんじゃないかと思いました。グラスノスチってやつですね。ゴルバチョフゴルバチョフ