心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

青天を衝け 第9回「栄一と桜田門外の変」感想

もう栄一関係ない気がする今週のタイトル。前回の実質的な主役だった井伊直弼だけど、タイトルから素直に考えるともう舞台から退場しますね。

井伊直弼というと、これまでいろんなドラマや映画では冷徹な氷の大老として描かれてきたのがほとんどだと思うんだけど、今年はそんなイメージとは全く違う井伊直弼像だったのが単純に新鮮でしたねえ。

果たして栄一と桜田門外の変の関係とは……?

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徳川家康のオープニングトーク井伊直弼徳川斉昭の関係が分かりやすく説明されてるなあ。

早速橋本左内が捕まり、他にも続々と処分。慶喜も隠居に追い込まれ、徳川斉昭も水戸で生涯軟禁状態に。こうやって超高速で沙汰を並べられると、余計に井伊直弼の怖さが分かる。
ただ逆にこんだけやっといて、自分が狙われないって思ってたとしたら井伊直弼もちょっとどうかしてる気もしますがね。


長七郎の兄貴めちゃくちゃカッコよくなってますね。
ああ、この頃コロリが流行してたんですか。なんだかタイミング的に今のコロナの流行と重なる部分あるな。

なんかあれだなあ。栄一くん、親父が「百姓が政治に口出すな!」なんて言われるとは思ってなかったんだろうなこれ。人の上に立つ人間について、確か小さい時に親父から教わってたと思うんですよ。それこそ第1話とかで。
栄一にとってゴールは殿様を変えるとかではなく、社会システム自体を変えることになったな。


徳川慶喜にとっての戦いなのかもしれませんね、このセルフ強力隠居。
ちょっと慶喜の嫁のこと嫌いになりましたね。あんたも内心で慶喜が将軍になること願ってたじゃない。それをこうなった途端平岡円四郎をなじるのは違うだろ……。

ああっ!橋本左内吉田松陰がナレーションで始末された!
「あとは朝廷か……」って普通に言っちゃう井伊直弼がマジで怖いっすねえ。当たり前のように介入しようとしてるのが。


幕末の尊王攘夷過激派、こうやって客観的に見ると普通に人種差別テロリストなんだよな……。
結構複雑よね。その状況を悪化させてるのは井伊直弼による政策だし、またなんとも。
この辺の動きも全然詳しくないから、今度安政の大獄あたりの本でも探して読んでみようかな。


そういや桜田門外の変の時、護衛の武士は刀に袋を被せていたために抜刀が遅れたという話もありましたな。
楽しそうに子供と遊ぶ斉昭と命を狙われる直弼を交互に……。んでここにメインテーマ被せるの、なんかすげえセンスを感じましたよ。凄惨な事件なんだけど雪と音楽で美しく見せるのすげえ演出だと思います。

徳川斉昭の死因は心筋梗塞とされているようで。
これは桜田門外の変によるストレスですかね。水戸の浪士がやったとなると家のこと考えたらスーパーストレスかかってそう。

栄一くん江戸に行きたくてたまらねえんだよなあ。新婚の奥さんの気持ちはどうなってんでしょうか。


今週はナレーション含めたくさん命が散りましたね。井伊直弼だけでなく徳川斉昭を退場したか。
あと結局、栄一は桜田門外の変をニュースを受けて「俺も江戸に行きてえ!」と思ったって繋がりでいいのかな?
次回「栄一、志士になる」。
ここから徳川慶喜家臣になる展開が始まる感じかな。