心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

青天を衝け 第7回「青天の栄一」感想

「栄一、〇〇」のサブタイトルの法則が早くも崩れた今週だけど、その一方で「青天の栄一」というタイトルは前半の山場であることを感じさせる爽やか素敵タイトルだと思う。

実家が青森なもので、一度送られてきた青森のブランド米「青天の霹靂」を食べたことがあります。
冷めても美味しいんだけど、固めのご飯が好きな自分としては少々もちもち感が強い印象でしたね。大河ドラマと関係ないけどね。

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徳川家康の幼少期のお話、麒麟がくるを観ているとなかなか深み出ますな。織田と今川の人質、大きくなってからは今川、織田の下で戦い続けた男。ひたすら耐えた結果天下を取った人物って感じですね、家康は。

長七郎、江戸へ。ここは後で栄一が江戸に出た時への布石かな?
栄一くんはまだ自分の気持ちがうまく理解できてないんすかね。とりあえず千代ちゃん取られたくはないっていうことだけで動いてる感じ。


平岡円四郎に対して若干疑問なんだけど、徳川慶喜のお側役になっててこの狭い平屋に暮らしたままなのおかしくねえ?
このタイミングで伊勢守が倒れたのはちょっと怖いやね。これで徳川斉昭が権力持たなかったのはまだいいのかもしれんけど、一方で斉昭は相変わらず外交問題をややこしくしているようで。

徳川慶喜、お父さんに一気に釘刺すねえ。
斉昭の翼を折るのが息子の慶喜というのがまたなんとも。
阿部正弘の言葉やいろんなことを思い返しつつ、徳川慶喜にもどこかで「自分が将軍になる可能性」を考え始めている。仲が悪いと思ってた嫁さんにもその心を見透かされておりますな。


おお、栄一の姉ちゃんが嫁ぐことになりましたか。その話の流れで千代の縁組の話へ。
なんか関係性考えると喜作がやや可哀想だよな。栄一は千夜が好き。喜作も千夜が好き。千夜は栄一が好き。喜作くん……。

しかしうちの母親も言ってたけど、青春恋愛パート多いですね。「大河にあんまりこういうのいらない」ってのは母親も言ってて自分も思いながら観てるけど、まあ最序盤だし栄一はまだただの農民だし、何より徳川慶喜パートでバランス取れてるから全然いい感じですね。

徳川慶喜を推す声が再燃する江戸。幕府内では徳川家定がちょっとあれだと思われてるのは当然の状態なんだろうな。
尊王攘夷派は過激だなあ……。そして長七郎くん、そんな尊王攘夷に訴える人に見染められてしまいました。ちょっと長七郎の将来が不安やな。


長七郎からの手紙で自分の志と向き合うことになった栄一。あと自分が千代のこと好きなことにも気がついた栄一。
この栄一が残した詩は実在のやつのようです。調べたら出てきたわ。
ここにきてタイトル回収というか。知らなかったこの渋沢栄一が残した漢詩の一節から「青天を衝け」というタイトルを取ってるわけか。良いタイトルじゃん。

山の峰で手を伸ばす栄一。
うーん、これ最近のゲームならここでタイトル表示されるわ。メインテーマも流れてシンプルながら良いシーンだ。


徳川家定の「あいつは嫌いじゃ」を理由に松平慶永を近くに寄せたくないっていう考え方がもうダメだと思うんだよ。
国のためとか考えてないってことですからねこれ。
ここで井伊直弼きたわ……。家定の犬になるってことですかい。


次回「栄一の祝言」。
喜作をぶっ倒して千代を嫁にする話?