1999年にコーエーが送り出した、フリーシナリオRPG「ジルオール」。
架空の中世ファンタジー世界・バイアシオン大陸を舞台に、冒険者となった主人公が世界を駆け巡る作品。
様々に配置されたシナリオ、すげえ数の仲間になるキャラクター(しかもそのほとんどに固有エンディングがある)、戦争イベントではそれまでのイベント選択肢によってどちらの陣営に着くか変わったり……ととにかくフリーで「冒険してる感」がすごく良かったんですよね。
そんなジルオール、今のコーエーのフルパワー使ってオープンワールドアクションRPGとして出せないかしら……。
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キャラビルドが楽しい
FFでいうジョブにあたる「ソウル」というシステムがあって、これによるキャラ育成がさりげなく楽しかった思い出。
STRとVITに特化した生粋の筋肉ファイター「マイティブロウ」とか、物理系ではSTRと同時にAGIが高まる高速剣士型の「アークソード」。
魔法アタッカー最高峰の「アガスティア」とか、主人公限定のイベントによって手に入る無限のソウル「インフィニティア」とか。懐かしいなあ。
それぞれのソウルにはスキルもあって、例えばアークソードは単純に2回物理攻撃を行うシンプル強いスキル「ソニックブロウ」を習得できたり。
アクションRPGとなるなら……の妄想
流石にオリジナルみたいに覚えた技全部使える……は不可能だから、仁王シリーズみたいにコマンドに覚えた技をセットするとそれ使えるみたいな感じがいいですね。ぶっちゃけアクションゲームとして仁王はかなり完成されている気がするんで、大枠のシステム面は流用でも文句ない。
逆にオリジナルのジルオールでは、一度スキルポイントで習得したスキルがソウルを変えても制限なく全て使えて自由度が高すぎるので、習得したスキルの中から制限のある枠内に組み合わせることでビルドを組む楽しさがそこに産まれると楽しそうですね。
PS3で続編的な作品「トリニティジルオールゼロ」というのが出ていてそれもプレイしたけど、アクションRPG的な面ではこの作品をブラッシュアップしつつ、ジルオールのフリーシナリオが組み合わされば絶対面白いと思うんですよ。
なんだか仁王2のスタッフが「一旦戦国と妖怪の世界から離れます」みたいなコメントをしていた……とかどこかで読んだし、コーエーの仁王チームが新作タイトルに動き出しているとして。
それが中世ファンタジー風のジルオールだったら超テンション上がるんだけどねえ。