さて、キャラクターとしてはこういうクールビューティーは大好きなんだけど、何故か性能は割と運営に見放されたアドマイヤベガさんをなんとかしたいと思う企画です。
自分は微課金程度だし、当然サポートカードもかなり不自由なため、脳内での想像しかできないのが悲しいポイント。育てられる人には絶対強いアヤベさん育ててみて欲しい。僕も自分の資産の中で頑張ってみる。キャラ愛で楽しめない場合、ゴリゴリに理論詰めて環境に合わせたウマ娘を育てるだけの割と苦痛が激しくなるゲーム、それがウマ娘なのです。好きなウマ娘を活躍させてえ〜っていう気持ち、大事。
バランス調整後の根性の重要性が増すことを考えると、ざっくりこういう方針になるんですかね。レースも全然1着取れないから固有スキルのレベルは上がらないし、3〜4回無理に練習踏んで失敗したはずなんだけど、それでもこのステータスに持ち込めた。スピード・パワーは当然伸ばすとして、賢さ削って根性盛るようなイメージ。やっぱサポカが厳しいと、今までのステータス維持したまま単純に根性も伸ばすってのは無理がある。
追込ってことは必然的に新しいレースシステムにおける「追い比べ」が発生しやすいだろうし、賢さで位置取り争うんじゃなくてパワーと根性で強引にブチ抜く感じ？
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絶妙に噛み合わないスキル群
ということでアドマイヤベガ、その最大の問題点だと自分が考えるのは「自身で習得できるスキルのチグハグさ」です。
固有スキル「ディオスクロイの流星」は「最終直線で先頭から離されていると星に導かれるように速度が上がる。最後方付近にいる場合はすごく上がる」というもの。
そして覚醒レベルを最大にすると習得可能になるのが「疾風怒濤」。
「レース終盤に追い込み体勢に入り位置を上げる」。
これさあ、早めのタイミングで疾風怒濤が発動して位置を上げてしまった場合「ディオスクロイの流星」の最後方判定から外れてしまうんじゃないかと思うんですよ。「ディオスクロイの流星」の真価を発揮するためには、9人レースの場合7位以下にいないといけないらしいです。
自分は解析読むほどのガチ勢ではないので、本当は上手く噛み合っている可能性もあるんだけど、素直に文章で読む限りはディオスクロイの流星と疾風怒濤が喧嘩してるように読み取れるんですよね……。
他は「束縛」や「先行けん制」のデバフ、やや使いにくい回復スキルの「冷静沈着」、あとは追込なら多少意味はある「垂れウマ回避」。イベントで直線一気のヒントがきたりするんだけど、これが確定じゃなくて確率なのがやや厳しい。
総合的に微妙ですねえ……。もっと単純に「追込のコツ」とか持ってきて欲しかった。というか、「疾風怒濤」じゃなくて「強攻策」持ってきてくれよ……と思ったんだけど「強攻策」持ってきたとしたらまた「ディオスクロイの流星」と噛み合わないっていうね。はっきり言っちゃえば「迫る影」が欲しいんだけど、あれナリタタイシンの専用スキルみたいなもんですから……。
とにかく可哀想な装備品与えられた印象のアヤベさんです。
そもそも論として「最終直線進入時に最後方付近にいる」という状況が厳しい。対人戦なんかだと相当ステータスやスキルを持っていないと、ここから捲れないと思うんですね。作戦が追込の場合、最終直線で加速や速度にボーナスが付いていたりすれば違うんだろうけど。
勝ち方として追込はとても気持ちがいいので好きなんだけど、ゴルシなんかは中盤からロングスパートをかけてじわじわ順位を上げて勝つタイプで強いわけですから。ウマ娘だと最終直線に入る頃には、既に前の方にいるのがゴルシだし、競走馬のゴールドシップも切れ味鋭い末脚で勝つんじゃなくてスタミナとパワーで他馬を押し潰すようなスタイルだと思う（それはそれでカッケェんだけどね、ゴールドシップは）。
「ディオスクロイの流星」の真価を発揮させようとしたら積むのを躊躇うスキルが結構多くて、じゃあいっそ「ディオスクロイの流星」は普通の速度アップとして考えるならもうそれアヤベさんじゃなくて良くないか？ってなるという……。
ステータスの伸びは優秀なことを活かしたい
強みはスピードとパワーに成長率補正がかかっていて、ここはめちゃくちゃ素直に優秀と言っていい点。
バランス調整後はこれがさらに追い風になりそうなイメージがあって、根性練習するとスピードとパワーも僅かに上がる。
根性伸ばそうとした時に付随して伸びるスピード・パワーが伸びやすいってのは単純にアドバンテージデカいと思ってるんですよね。
上に貼った画像のアヤベさん育成時のサポカ編成はスピード2、パワー1、根性1、賢さ1、理事長代理。因子継承が割と良かったのはあるけど、それでもこんだけとっ散らかってて上のステータスにまとまるんだから色々面白い感触はある。適宜根性踏むだけで、スピードとパワーも底上げできるのは強い。
思い切ってスピード・パワー各1枚、根性2枚差しみたいな感じで組んでみるのも良さそう。代わりに因子は優秀な必要ありそうですがね。
新シナリオの実装も併せてどのように環境変わるのかが分からんので、この辺は全然未知数。
問題はとにかくスキル面。本人が期待できないから、サポートカードからの追込スキルは熟慮が必要。ナリタタイシン、ヒシアマゾン、ゴールドシップあたりが有効……というかその辺くらいしか追込育成に適性の高いサポートカードもないんだよなあ。合わせて中距離スキルやコーナースキルなどから選択していく感じか。
「強攻策」を持っているSSRアドマイヤベガは、アドマイヤベガ育成に使えないという悲しみ。ただし先に書いたように、その「強攻策」と「ディオスクロイの流星」の相性が悪いという事態ですから……。
アオハル杯ならランダムでもらえるヒントもあるけど、そもそも追込用スキルがなんかあんまりパッとしないんですよね。とりあえず直線一気は必須級なので、ヒシアマゾンは固定みたいなもんだけど。
要するに追込スキルを抱えた、アヤベさんと相性のいい優秀な因子が必要ってことですね、うん。
良い方に解釈すると、バランス調整後・新シナリオを想定した上でこの性能と見る見方も一応できる。
マイナス視点でここまで書いてきたけど、同時に実は悲観するほど悪くはないような気もしています。ちゃんと育てば十分戦える力はあるし、それこそバランス調整後の環境次第では評価ガラッと変わるかもしれない感覚はあります。
