心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

病気や障害をマウントに使っちゃいけない

体調的にはもう完全になんともないけれども一応バセドウ病でして、毎日投薬治療中。
で、ネタ的に日常会話の中でやりたくないこととか押し付けられそうになると「病人やぞ!」とか言ってるんだけど、これネタじゃなくて本気で言い出す人もそれなりにいて、そうなるとちょっと危ないかな……と。

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何年か前なんだけど、躁鬱気質であることを自認していて、その上でそれを肯定して生きていこうって感じのことを書籍にして書いている方の本を何冊か読んでいた時期があって。
当時は自分自身も軽く躁鬱気質な部分があったので、同じような人が社会でこれだけ活躍してるんだから……というような、まあ自分もうまくやっていくためのヒントにもなりそうな人だなと好意的に読んでたんですな。

ただ何冊か読んでいって引っかかることが出てきて、どうも論調の中に自分のような人間こそ特別であるみたいな気配が。一般人よりもメンタルの上下が激しい自分の方が、なんか良いもの作ったり新しい発想ができる上位の人間なんだぞ……みたいなね。
そういうことではないだろうと思ってから、その方の本を読む気が一気に冷めて、それからは読んでいません。
自分のありのままを肯定するのは良いけれど、周囲が自分に合わせるべきだ、的な自分が中心の思想はちょっとね。


病気とかなんとか、もちろん前提として社会的にカバーしていかないといけないわけですが。
その当事者の側が「おい俺は病気だぞ、お前ら健全な奴らがちゃんと支えろや」って態度になったら終わりだと思うんですね。

そういやプロ障害者とか自称してる人もいたなあ……。「障害を声高に言わないと届かない社会に問題がある」って論理は正しいんだけど、その言い方だとか行動での反論方法があまりにも……まああの人個人の精神性の問題だと思ってる。