心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

仙台駅近の「無化調ラーメン」3軒

昨年終わりくらいから、とにかく科学調味料不使用のラーメン「無化調ラーメン」を探して食べている。

一口目はどうにも薄いような気がするのに、食べているとスープに溶けた鶏や魚の旨味、タレに使われる塩や醤油の風味、チャーシューや味玉へのこだわり、そんなものが口の中に広がっていく感覚。
すっげえ楽しいんですよね。


そしておまけに明らかに体調が変わってきていて、寝つきも目覚めもそもそもいいが輪をかけて良くなっている。
なんだか疲れるってことも少なくなり、もはやラーメン食べない時よりコンディションがいい始末。そりゃあ家で食べるものだって味の素とか本だしとか保存料とか、バンバン入ってますしね。


前置きはこんなもんにして

仙台駅にほど近い、美味い無化調ラーメン屋さんを3店舗ほどご紹介します!

「らーめん くろく」

駅から一番近い無化調といえばこちら。

東口に面した場所に立つ飲食店、ゲームセンター、カラオケなどの複合ビルの脇道にこっそり店がある。


店の構えも内装も、ラーメン屋と言われなければバーのような佇まい。

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シャレオツ


「くろく」は麺やスープはもちろん、その具材も楽しみたいお店なので、「味玉醤油」がお勧め。

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極太のメンマはしっかり味が入っていて、箸休めにナイスアシスト。
柔らかいチャーシューはもちろん、この味玉が美味い。中はとろーり、いい感じ。

鶏のダシが風味良く、細めのストレート麺が歯切れよく滑らかな喉越し。今回紹介する3店の中では最もオイリーだがくどい油ではなく全体的に上品な仕上がりの一杯で、女性にも食べてもらいたいラーメンだ。

ちなみににんにくとマヨネーズをトッピングして食べるまぜそばみたいなパワーメニューもあるので、無化調の味だと物足りねーって方と来ても大丈夫だと思う。


「麺匠ぼんてん」

ぼんてんも「くろく」と同じく、東口の方角にある。球場に向かう大通りの一本右の通り。牛たん「利休」などが見えてくればまもなくだ。

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「くろく」が上品というのなら、「ぼんてん」はもう少し力強い一杯。

醤油の旨味がしっかり感じられるような、底から支えるような鶏ベースのスープ。

特徴的な縮れ麺がスープとよく絡み、香りも楽しい一杯。チャーシューがこれまた美味いんですよ。

塩ラーメンも美味いという噂なので次はそれを食べてみたい。


「麺匠いちず」

三軒目は少し歩くのだが、西口からあおば通りに沿って直進すること10〜15分ほど。
あゆみブックス」が見えてきたら、その手前の路地に曲がると、仙台人の飲み処である文化横丁、壱弐参横丁が見えてくる。

その壱弐参横丁の中にあるのが、「麺匠いちず」だ。

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店内はかなり狭く、全部で10席ほど。昼時は並ぶことも普通にある名店。


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いちずに来たら、まずは黙って「いちずラーメン」を食べておきたい。

合計20種類近い素材から作り上げたスープと、味玉、たっぷりのワンタンが入って大満足の一杯。

「麺匠いちず」の特徴は、「鶏がベースの〜」のといったものではないスープのコンセプト。
鶏、豚、魚、野菜…それらの旨味を引き出しながら、そのどれか一つが主張するのではない「全てで一つとなったスープ」。複雑だけど芳醇な美味しさだ。
合わせた縮れ麺もよく絡む。

超絶こだわってる、4日間漬け込んで完成するという味玉。これがまた美味いんだ。

テーブルに置かれた柚子七味を振りかければパッと華やかな香りが広がり、またまた美味い。

ご飯ものを頼むとお茶漬けセットも付いてきて、ラーメンのスープにご飯とノリとワサビなんかを入れてこれまた当然美味い。


個人的には今まで食べたラーメンの中でもトップクラスに好き。ラーメンってこんなに奥が深いのかってことが分かる味というか。


最近塩ラーメンも始めたとかで非常にざわついております。
次の休みにすかさず食べたいところだ。


まとめ

というわけで仙台駅周辺の無化調ラーメン店を3店紹介してみました。


科学調味料使って美味いのは当たり前。
だからこそあえて科学調味料に頼らずに作り上げたラーメンは、素材そのものの美味しさが強く出る。

身体にも良くてしかも美味い。


私は完全に「無化調ラーメン」に魅了されている。

皆さんも是非一度足を運んでみてくださいな。探すと結構「無化調ラーメン」ってあるものです。
繊細な味の深みは食べていて気持ちがいいし、自分の味覚と向き合うような楽しさもありますよ。


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私が無化調ラーメンに目覚めた運命の日の更新記事。
今は物価の上昇に飲まれて、少々値段が上がってしまったのだが、そもそもが美味しさに対して安すぎたくらいのラーメンなのでむしろ値段上がって良かったかな、とか思ってる。