心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ブリリアント・ジャークという用語があるようで

気が付いたら始まっていたオリンピック。
その直前には体操女子の選手が未成年飲酒と喫煙が原因で代表辞退していましたが、一方で出場していた体操女子代表の皆さんが本当に楽しそうでした。

これなあ、今回辞退することになった選手がかなり周囲から煙たがれていたんだろうなっていうのが透けて見えるんですよね。
というところで「ブリリアント・ジャーク」のお話。

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分かりやすく説明しているnoteがあったので、そちらのリンクを貼っておきます。

簡単に言うと「個人では優れた能力やスキルを持つが、一方でその行動や態度などが周囲にマイナスの影響を与える人物」です。ぶっちゃけ程度の差はあれど、どんな職場や組織にもいる気がします。自分の職場にもいるね。
そして今回辞退した体操選手、完全にこれだったんじゃないかなと。

エースと目されていたのだからその体操のレベルは優れていたのは間違いないんですが、その一方で飲酒や喫煙をしたりと素行が悪い。しかも飲酒に関してはトレーニングセンター内ですから、これはまさに「周囲への悪影響」の方に当てはまると思います。それを見かけてしまった周囲の選手やコーチ、スタッフなどはどう思うのかっていう。

結果としては体操の団体女子は8位で終わりましたが、正直これで良かったんじゃないかなって思ってる自分はいます。何より皆さん納得して演技できたという感じが伝わるので。想像でしかないけど、辞退がなくエース健在のまま出場、もっといい結果で終わったとしても、今回のような笑顔は他のメンバーにはなかっただろうから。
その競技を外側から見ている我々からは「結果が全て」みたいになりがちですが、それをやっている当事者の視点から見ると変わってくる気もします。内部告発だったというし、エースが抜けることでオリンピックの順位が下がる可能性を考慮してでも告発した人がいたってことですからね。
エース選手を蹴落とすことで他の選手が代わりに選出されたわけでもないから、そのような打算的なメリットもない。むしろ戦力が減るだけなので、オリンピックの成績だけ考慮するなら損失しかありません。
それでもこうなったんだから、周囲からするとよほど耐えられない感じだったんじゃないかと思います、はい。なんか素行の悪さは以前から指摘されていた、みたいな記事もありますし……。


で、まあこの「ブリリアント・ジャーク」。
シャークではなくてジャーク。ブリリアント(輝かしいほど優秀)でありながら、同時にジャーク(バカ者、不愉快な奴)となります。

先述したようにどこの職場にもこれっぽい人はいますね。
うちの職場にいる具体例を一つ。個人レベルでは仕事の処理力がすごく高いんですが、一方で自分の処理力を上げることしか考えないため、他の同僚が仕事をしやすいようなちょっとした気遣いとかは一切しないし、むしろ他の人がそういうことをすることで自分の仕事の手が滞ったりすると露骨に不愉快になります。

結局全体的になんとなく腫れ物を触る感じになって、暗にこの人に対して気を遣う……というか目を付けられないようにしようとするから、職場全体の処理力はむしろちょっと下がってないか?という。
個人個人とはいえ全員で同じ業務をしている20人がいて、1人だけ仕事早くても他の19人の業務を阻害してたら、総合的にはマイナスやろって話ですね。

結局視座が低いんだろうなっていう。自分のことしか考えられず、自分が周囲に与えている影響などまでは想像できないんでしょうね。