心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

突然「できる」ということ

運動や勉強など、特定のことに限らずなんですが。
しばらく練習をしていてもなかなか身に付かないのに、ある瞬間突然できるようになって、それ以後は普通に繰り返しできるようになる……ということがあります。

発達障害の人なんかにもこのタイプがいるようなんですが、練習している過程で少しずつ上達していくのではなく、できないまま繰り返し練習していると、あるタイミングで一気にできるようになるという習得タイプ。
自分も若干この傾向があるんですよね。そんなエピソードは、主に幼少期の運動面で多いです。

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まずは幼稚園児の頃。
自分自身で当時の記憶はないので親から聞いた話ですが、逆上がりがなかなかできなかったらしい。
それでもなんとか逆上がりをしたいと思っていたんでしょうね。先生に応援されたりしつつ毎日のように挑戦していたら、ある日急にすんなりできるようになったらしいです。
その日は見てくれていた先生が大喜びしていた……と母親が言ってましたね。全く記憶にないんですが、いい先生だったようです。

で、まあそんな感じなので基本的には運動は苦手なんだと思いながら小学4年生くらいまでは過ごしていました。
泳げるようになったのも確か3年生くらいの時だったし(これもある日突然泳げるようになった)、ドッジボールなども球速が遅いのでなかなか不利でした。
しかし小学5年生のころ、なぜか突如として足が速くなります。それまでは運動会の日陰者だったのに、突然その年のリレーのメンバー入り。
さらには6年生になると走り高跳びの才能が開花して、そのまま陸上競技大会に走り高跳びの選手として出ることにまでなりました。えぇ……?

走り高跳びなんかも、少しずつ跳べる高さが伸びるという感じではなかったんですよね。
110センチがギリギリだったのが、練習していたらある日急に120いけたりするような感じでした。


で、どうもこの成長曲線というか。なんだか経験値がたまっていくと、ある日レベルアップして一気にステータスが伸びるようなこの成長の仕方について。
複数の要素でバラバラに経験点が蓄積されたものが、あるタイミングで一つのものとして合致した瞬間に発生しているんだと思われます。
そんな感じなので、一回できてしまうとそこからはすんなり。
できたりできなかったりを繰り返しているうちに成功率が上がるのではなくて、ずっとできなかったのがある瞬間以降ほぼ100%の成功率になる感じです。そうしたら次のステップでも同じような習得の流れに。

グラフにすると右肩上がりの斜め線ではなく、階段のように水平と垂直が繰り返されるような練度の上がり方。
自分はむしろこのパターンの習得が多いんですけど、このタイプは珍しいんですかね?それともみんなそんなもんなんでしょうか。