心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

縄文人と出汁文化

先日Twitterで呟いている人がいてびっくりしたんですが、どうも縄文人は貝を食べるというより、出汁を取るために使っていたんじゃないかという話が出てきているらしいです。

これが本当だとすると、日本人は縄文時代から出汁の概念を理解して、食事に取り入れていたってことになります。
なんというグルメ人種……!

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千葉県の貝塚では、イボキサゴという小さな貝の殻がたくさん出土したりするようです。
実際に調べて出てくる写真は、本当に小さな貝。中身を食べるにしても非常にめんどくさそうな貝です。
実際にイボキサゴの写真を見ると、中の身を食べるというのはなかなか骨が折れそう。「出汁を取るのに使っていたのではないか?」という説にも、現実味が出てきます。

想像するに、土器の中に出汁を取る用の貝と食べるための具材、そして水を入れて煮込みスープとしていたということになります。
当時は何を食べていたんでしょうかね?木の実や刈りで仕留めた肉を、貝の出汁で煮たスープでしょうか。……普通に美味そうですね。異なる種類の旨み成分が入ることになるから、単純に味に深みは出そう。
調味料の全然ない時代において、貝から出てくる出汁の旨みは最高の調味料代わりにだったのかもしれません。


ちなみに、東北・岩手の貝塚からは貝よりもマグロや鯛などの魚の骨が多く出土しているそうで。
単純に関東よりも海からの恵みが豊かだったんだなあ……という話で終わるわけでもなく、そうやって豊かだったが故に「調理」という技術の発展が遅れ、はたまたそれが土器の発展の遅れにも影響したとかなんとか。
さらに言えば出てくるマグロや鯛といった魚、これらは沖合に出ないと獲れない魚なので、縄文の時点で船による漁がゴリゴリに行われていたことにもなりますし。
食文化からアプローチする縄文研究もかなり奥が深そうです。