心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【ウマ娘】サトノクラウン実装!

さて、今年ももうすぐ終わるというこの年の瀬。11日にサトノクラウン実装が飛び込んできました。

実装されたらお迎えしたいなあ……と思っていたウマ娘たち。シリウスシンボリタニノギムレットメジロラモーヌと続々と実装され、現状だとあとはツルマルツヨシサトノクラウンって感じの状況だったタイミング。
そろそろ新衣装アドマイヤベガなんかもぶっ込んでくるんじゃねえのかという恐怖もありますが、年末年始は無料ガチャキャンペーンもありますし。
現在貯めているジュエルを使って、サトノクラウンを引きに行くしかない!という状況が揃っていました。もう自分へのクリスマスプレゼントみたいなもんや!ということで引きました。せっかく貯めていたジュエル、そこそこ使っちゃったけどね。

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史実のお話

まずはモデルとなった競走馬・サトノクラウンについて少し調べてみました。

今年は12/10が香港ヴァーズというレースが中国で行われたわけですが、サトノクラウンは2016年にこの香港ヴァーズを制した競走馬ですね。
これに加えてアニメでの出番もあったようだし、実装タイミングとしてはピッタリです。

デビュー時からその素質が評価されていたけれど、なかなかG1レースとなると勝ちきれないでいたサトノクラウン。初めて勝利したG1が香港ヴァーズでした。その後は宝塚記念も制します(ウマ娘アニメ3期でもこの宝塚記念は描かれたっぽいですね)。
通算成績ではG1を2勝、G2を3勝、G3も1度勝っていて、他にもたくさんのG1レースに出走していて、中国だけでなくドバイにも挑戦していたりと国際派。

今年の日本ダービーを制したタスティエーラの父親でもあり、現在はジワリと種牡馬としての評価も上がっている……と嬉しいなあ。
ちなみにタスティエーラの母父はマンハッタンカフェ。ゲーム内では今後サトノクラウンとカフェの交流とかもワンチャンあるかもです。

ウマ娘サトノクラウン

ウマ娘サトノクラウンは香港からやってきた帰国子女という設定。これは持込馬(海外で種付け、日本に帰国してから出産された馬)というところと、中国・ドバイなど海外のレースにも挑戦したことを合わせたキャラ付けでしょうか。
サトノ家というエリート一族に生まれ、一族悲願であるG1での勝利を胸にデビューします。
その一方で学生でありながら、お父さんの仕事を手伝うようなバリバリのビジネスウーマンの一面も。……本当に中等部ですか?

ウマ娘アプリ内ではまだ香港ヴァーズが実装されていないので、競走馬の戦績に沿ったストーリーは作れないのが今のクラちゃん。この辺は凱旋門賞実装前に追加されたシリウスシンボリと同じ境遇です。
ということでウマ娘ではどんな展開になるのかと思っていたんですが……。
なんとまあ豪華なストーリーというか、ドゥラメンテサトノダイヤモンドキタサンブラックシュヴァルグランと、オールスター勢揃い!という感じ。

前半はドゥラメンテとの戦いが続きますが、そんなドゥラメンテは骨折で戦線離脱。
代わりに急成長を遂げたキタサンブラックが時代の表舞台に現れると、それに引っ張られるようにサトノダイヤモンドも遅れて本格化。
サトノクラウンは復活したドゥラメンテ、そしてキタサンブラックと鎬を削り、そんな熱いレースを見る中で、ついにシュヴァルグランの心にも火が灯る……。

めちゃくちゃしっかり者のサトノクラウンなので、トレーナーとの関係も対等な感じでいいですね。一緒にレースの作戦を考えるシーンが多くて素敵。
先に書いたように群像劇っぽい部分もあって、一瞬ダイタクヘリオスのシナリオのようになる不安も芽生えましたが……今回はみんなのお姉さん・サトノクラウンが他のウマ娘たちを導く存在でもあるので、ちゃんと「サトノクラウンの物語」です。無理なトレーニングによる過労で負けたキタサンブラックに対して「そうやって適切な備えを怠る限り、私には勝てない」と発破をかけ、正しいトレーニングへと導いたり。同じ場面では同様にドゥラメンテをしっかりと休ませる方向に誘導したり。

ドゥラメンテによるサトノクラウン評がすごく良かった。

『憧れ』?違う。お前は誰も目指さない。誰のことも指針にしない。
お前にとっての羅針盤は、常に、己の中にある。
だからこそ、焦がれず、揺らがず、そして屈しない。

「目標にするウマ娘がいない」ということを少し悩んだりしたサトノクラウンですが、その実「目標がない」ことこそがクラウンの強さの源泉だった。
ドゥラメンテから言われてこのことに気がついたサトノクラウンが覚醒するのは、なかなか燃える展開でした。

ちなみに香港ヴァーズやドバイ挑戦の話は、エンディングにて「世界を獲りに行くぜ!」という感じでの回収でした。
「これから海外に挑む」エンディングは、シリウスシンボリと同じ構造ですね。

熱いハートを持ちながら、客観的にデータと理論でしっかりレースの戦略を積み上げるのがサトノクラウン。しっかり現実的な部分があるのがいいですね。
明るく賢く周囲に気を配ることができ、それでいて自分まで含めて客観的に現実を見ることができる。割と完璧超人ですね、サトノクラウン

どうもTwitterで皆さんの感想を見るに……現在やっているウマ娘のアニメ3期の補完的な要素がかなり高いらしい。アニメだと語りきれなかった関係性などが思いっきり充填されているみたいです。
アニメを観ていない自分でも密度の濃い良いシナリオだなあと思ったので、アニメも観ている人はサトノクラウンのシナリオが余計刺さるかもですね。

性能は中距離差し特化

さて、性能面のお話。

中距離A・差しAで他にAに達している適性はなく、スキル【迅速果断】は差し専用、そして【起死回生】は中距離専用。
固有スキル【Reversal Illusion】も中距離で条件を満たすと効果が上がるタイプ。
完全に中距離差しでの運用に特化した性能ですね。

自前で中盤速度スキル、終盤加速スキルを持っていて普通に活躍できるスペックはあると思うんですが、中距離差しにはネオユニヴァースという高い壁が存在するのが厳しいポイント。
中距離ウマ娘はたくさん存在する環境なので「推しなら引け」くらいの性能じゃないかと思います。可愛いので僕は引きました。

で……今回のサトノクラウンに限った話じゃないんですが、新衣装じゃなくて完全に新規実装のウマ娘を、このレベルで活躍できる場面を限定した性能で出してくるのが少し嫌なんですよね。
そういう「特定の状況で輝く」という特化タイプはイベントでの新衣装にしてもらって、通常勝負服版は多少できることを広めにして欲しいなあという感じがあります。
今回のサトノクラウンなんかもかなり活躍できるレースは絞られていて、これだと次にチャンミやLOHで出番が出てくるのが数ヶ月先だと考えられるわけです。せっかく引いたのに、活躍できるのがずっと先っていうのが結構悲しいんだよなあ。

一応来月のLOHは中距離ではあります。ダートなんですけどね。
いっそいわゆる魔改造してみようかななんて。因子でなんとかダートAまで持っていければ、クラちゃんの金スキル2つは機能しますしね。