心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【だし廊-Mix-】サバと鶏だしラーメン

雨ですねえ。
雨だと我が家の場合、母ちゃんが買い物しないので晩御飯は自分で食べることになるんですねえ。

ってことで電力ビルの地下にある「だし廊-Mix-」さんのラーメン「サバと鶏だし」です。
だし廊は数店舗あって、それぞれその名の通り出汁にこだわりつつも各店舗でテーマが異なるんですよ。
例えば「だし廊-NIBO-」は煮干しをテーマにしたお店。
そして自分が今回行ったのは「Mix」で、2種類の旨みを組み合わせるのがコンセプトです。

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今回食べた「サバと鶏だし」。まあそのまんまなんだけど、サバの煮干しに鶏の出汁を合わせた一杯。

香りはサバが強く出ているけど、口に含むとなかなか複雑なことに。
一口目はガッとサバがきて、その後にじんわりと鶏の旨味。
ただ食べすすめているとそのバランスが変化してくる。多分こっちが本当の味のバランスな気もするけど、メインは鶏出汁の方でそれをサバ煮干し出汁がブーストさせているような感じがします。

いわゆるイワシの煮干しのような骨太なインパクトのある味ではなく、サバの煮干しにはどこか甘みも感じるような滋味深い味わいを感じる。上品な旨味というか。
そういう優しい旨味だから、鶏の出汁を支えるような立ち位置に感じたのかもしれませんな。

相変わらず自分の好みな中細ストレート麺に、シンプルにネギ、メンマ、チャーシューをトッピングして、彩りの三つ葉
トッピングで付けた味玉もしっかり半熟で美味い。
逆に具沢山じゃなくスッキリまとまった具材が、スープの美味しさを集中して楽しめる塩梅でいい感じ。

他のメニューが結構トリッキーで気になるところ。
「牛とトマトだし」はとにかくそのトマトだしが興味深い。トマトといえばグルタミン酸なわけで旨味成分クライマックスなんだけど、これをラーメンスープのだしとして考えると想像つかないんですよね。
「ホヤと茸だし」に至ってはもう分からねえ。ホヤをだしとして解釈しようとしたことすらないし、ホヤとキノコを一緒にしようという発想もありませんでした。
どっちも食べてみたいねえ……ホヤの方はちょっと怖いけどね。