さすがに今年はピックアップ3！新サーヴァント！というのはなさそうなので、そろそろ今年の水着サーヴァント6騎の振り返りをしていきます。
……というか、合わせて行われている復刻がオベロンとテスカトリポカなのが強すぎるんだよなあ。水着サーヴァントも魅力的ではありますが、性能の話で言うとオベロンとテスカトリポカがまあ強い。特にオベロン。
おまけに昨年の水着サーヴァント復刻まで来てしまいました。
ピックアップ1とピックアップ2。
この2つで優先順位をつけるなら1のほうかなあという感じ。星5の水着キャストリアよりも、星4の鈴鹿御前とクロエが優秀すぎますね。特にクロエは宝具1でいいから持っておきたい性能。
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以下、全員水着サーヴァントなので「水着」は省略して紹介していきます。持っているサーヴァントに関しては画像もくっつけていきますか。
アルトリア・キャスター
8周年イベントで事前に発表されていたサーヴァント。
宝具演出的に全体宝具で、元々のキャストリアの性能を踏まえるとどのくらいのサポート性能でやってくるのか……と思ったら、バーサーカーだし単体宝具だしサポートではなくゴリゴリのアタッカーだったということで全面的に予想を外されたスペックでした。
宝具は【混沌】【神性】特攻状態を自身に付与した上での【人類の脅威】特攻攻撃。
ただ、現状ほとんどの【人類の脅威】特性持ちはバーサーカーに完全有利なフォーリナーなのが噛み合っていません。バーサーカーだけど一応フォーリナー相手にもそれなりに火力出るぞって形ですが、現状フォーリナー相手にキャストリアを出撃させることもないでしょうね。
スキルは自身にNP50チャージと味方単体に20チャージ&オーバーチャージ2増加があり、合計70とNP周りは優秀。
3ターン持続するクリティカル威力・スター集中アップ・アーツ性能アップも所持しており、宝具・クリティカル殴り共に手堅くダメージが伸びます。
アタッカーとしてまとまった性能ですが、バフ類がちょっと心許ない。自前で持たない攻撃力バフ・宝具バフをサポーターや礼装で補いたいところ。
ゴリゴリのアタッカーと書いたけど、実際にはNP20は味方単体が対象なのでサポート的に機能することもあります。上手く使えると周回などで便利。
今回のイベント周回では陳宮を編成して運用していたんだけど、陳宮に対してNP20チャージを使うのが噛み合っていました。オーバーチャージで宝具の威力が上がるサーヴァントなので、無駄がない運用だと思います。
今年の星5、後述のメリュジーヌもそうですが「強いけど似た役割のサーヴァントが既に存在する」性能なのがちょっと寂しいところです。独自性がほとんどないので、キャラが好きと言うわけではなければ（その代替サーヴァントを所持している場合）別に引く必要がないというのがなんとも。
そのような理由もあり、今年は独自の動きができる星4の方がアツいと考えるのはそれが理由ですね。
鈴鹿御前
感覚的にはステータス以外は星5級じゃないかと思うくらいに、性能盛り盛りの周回アタッカー。
無敵貫通持ちの地属性特攻宝具ということで、周回アタッカーとしてはかなり嬉しい性能。
そこにスキルで攻撃・クイック性能・宝具・クリティカル威力アップバフを持っているというんだから、本当に隙がない構成という感じ。NPチャージ30まで持っているので完成度は極めて高いサーヴァント。
弱点は宝具のNP回収量がやや低いことと、星4故のステータスの低さでしょうか。しっかりNP周りをサポートする編成を組んだ上で、聖杯を使ってレベルを上げておくと活躍の幅はかなり広がりそう。
分かりやすい周回アタッカーなので、石に余力があれば宝具を重ねたいサーヴァントです（自分は余力なし）。
感覚としてこれで星5サーヴァントだとしたら、キャストリアやメリュジーヌ同様の便利なアタッカーで話が終わってしまうんですが……鈴鹿御前の場合このスペックで星4というのが強みになっていると思います。
自身の編成コストが低い分、サポートを手厚くできるのは間接的に性能を底上げすることになるので強力。イベント時に礼装をたくさん積む際にも良い方向に働きますしね。
クロエ
おそらく6騎の中でもっとも引くべきなのがクロエ。
スキルで擬似的にオーダーチェンジが可能な初めてのサーヴァント。オーダーチェンジだけで言えばミスクレーンが宝具で可能ですが、こちらはスター20個がないと使えなかったりします。一方クロエの方は使用条件なし。
味方に与えるバフ量はクレーンより少なめで、その分取り回しを向上させた感じでしょうか。ただしNP配布のタイミング・レアリティによるコストの差まで考慮すると、明らかに使い勝手はクロエの方が上のような気はします。周回のサポートにはクロエ、攻略のサポートにはミスクレーンという感じか。
雑に攻撃・宝具のバフをそれぞれ20%上乗せできるので、周回などであとちょっと火力が欲しい……みたいな時の一押しとしてかなり強力だと思います。スキルの切り方でNPもかなり配布できるので、ここも上手く使いたい。
クロエのスキルによるオーダーチェンジ+マスター礼装のオーダーチェンジを使ってみたり、あるいはWクロエ編成なんかもあるらしく、こういう特別な動きのできるサーヴァントは運用方法の伸び代も大きくて楽しいですね。
まだまだ有識者の研究や、今後実装される新しいサーヴァント次第で化ける余地が残っているのも強い。単純に新しいサポート型サーヴァントが来るだけで、クロエの評価もさらに上がるはず。
メリュジーヌ
ここからピックアップ2。妖精3騎士ピックアップですね。
まずメリュジーヌから。未所持なので画像なしです。
性能としては分かりやすいアーツ全体宝具の周回アタッカー。地属性特攻の宝具で、鈴鹿御前同様に刺さる範囲が広いです。
宝具の効果やスキルで攻撃・クリティカル威力・アーツ性能・宝具バフをきっちり所持しており、スター獲得スキルからのクリティカル殴りも優秀。さらにNP80チャージのスキルもあり、スペックは極めて高いです。
……が、同じ役割のサーヴァントに水着伊吹童子が存在するという一点で微妙な立ち位置に。語弊もあるかもしれませんが、すごく雑に言うと「少し弱くした伊吹童子」でしかないんですよね。ルーラーというクラスの弱みを補うように火力系バフは沢山持っていますが、それでもそもそもバーサーカーの伊吹童子にはちょっと敵わないかなあという感じ。向こうもバフは持っている上、味方に対してそんなバフを撒けるからサポート性能まであるわけで。
そもそもなぜ地属性特攻の部分を伊吹童子と同じにしたのかがよく分からないんですよね。例えばこれが天属性や人属性特攻であれば、相手によって伊吹童子と使い分ける的な話もできたと思うんだけど……ここまで役割を寄せてこられると伊吹童子と比較しない方が無理なので、メリュジーヌならではの個性も薄くなっちゃったし残念な調整だなあと思いました。
バーヴァン・シー
改めて性能を見てみると結構独自性は強く、面白さもあるサーヴァントです。こちらも未所持なので画像なし。
宝具は人属性特攻の全体バスター宝具。毎ターンHP回復・NP獲得・スター獲得を同時に自身に付与し、敵には呪い・毒を付与する効果山盛り系。
さらにスキル1で上記のバフ・デバフの効果ターンを延長するという珍しい効果を持っていて、これはマーリンの宝具効果などにも対応しているようです。宝具を回転させることで毎ターンNP獲得を積み込み、上手く使うことで回復系のバフを途切れさせずに……どころか重ねがけしていくような形での持久戦も組めそう。
敵への攻撃力ダウン、味方への防御力アップも持つため、総合すると攻略向けのサーヴァントですかね。
バーゲスト
宝具がスキルによって全体→単体に換装できるのが最大の特徴。メリュジーヌの方にこのギミックが実装されるだろうなあと思っていたら、まさかのバーゲストでした。
さらに使い勝手も通常メリュジーヌから改善していて、スキル3を使用した時に強制換装ではなく、換装するかを選択できるようになっています。
通常の攻撃力アップとクリティカル威力バフに加え、星3以下の味方がフィールドにいる時にさらに攻撃力アップ・スター獲得バフというスキル1。自身がアーツ宝具であることを踏まえると、徐福との相性がかなり良好。
徐福はスキルでアーツ性能アップ・NP獲得量アップ・NP30付与が並ぶので、バーゲストのスキルの性能を引き出しつつも宝具連射のサポートをするのにピッタリです。
性能自体は割と癖のない使いやすいタイプ。宝具換装が全体→単体であることを活かして、最終waveが敵単体のような変則周回で活躍させたいところですが……ステータスとしてATKが低めなので、鈴鹿御前同様可能なら宝具を重ねておきたい感じですね。
まとめ
ということで今年の6騎、弱いというサーヴァントはいなかったので良かった。
ただその上でちょっと思うのは、目玉とも言える星5の2騎がいずれも無難に強いと言った調整。特にメリュジーヌに関しては、去年の水着サーヴァントの復刻ガチャが来ちゃったので「メリュジーヌより伊吹童子引いてください」で話が終わってしまう感じなのがなあ……もう少し性能面で差別化してあげて欲しかった。
一方で星4に独自のギミックを持ったサーヴァントが多数いる状態だったので、長く遊んでいて戦力がある程度整っている人ほど星4の方が欲しくなるというちょっと不思議な状態になっているなあと。
最高レア以外は使い物にならないようなソシャゲも多々あるし、これ自体はいいことだと思います。……が、性能を見た時に最高レアである星5に驚きがないというのは少し寂しい気もしますね。
