心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

コミュニティノートが一部の界隈に刺さりすぎでは?

少し前からTwitterに「コミュニティノート」という機能が活発に使われるようになりました。

これはあるツイートに対して、別の人がその内容に対する補足や批判を加えられるというもの。
ただしそんなコミュニティノートの内容の方が適切でない可能性もあるので、まずはコミュニティノート協力プログラムの参加者のみが閲覧できる形で発信され、それに対して「役に立ったかどうか」の評価が行われ、評価が高かった場合に初めてTwitterユーザー全体に公開されるようです。

……で、これによっていわゆる左翼系のツイートを繰り返しているアカウントや、そっち系のメディア関係、果ては政治家すらコミュニティノートによってツイート内容の間違いを指摘されまくっているという事態が発生しているのが現在。

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じゃあコミュニティノートで言い返したらいいじゃんね

わかりやすいのは福島原発の処理水でしょうか。
個人的にはアレに対して相当イライラしていて、頑なに「汚染水」と呼び続けて風評被害を撒き散らしてるんですよね、一部の人。
危険性を訴えるようなことを書いているんだけど、科学的データとして希釈率などから処理水には問題がないことは明らかになっているので、コミュニティノートなどではその点を突かれて反論されている……というのを結構見るイメージ。
というか、一部の野党政治家がいまだに「汚染水」と呼称し続けているのはマジで腹立たしいんだよなあ。なんなのあれ?本当に震災からの復興とか考えてんの?

とまあ、具体的にデータなどを並べられて反撃を食らうのでツイートの内容自体で反論することができず、代わりに何を言い出すかというと「コミュニティノートはネトウヨの道具になっている」だとか「コミュニティノートは実名にしろ」とか言ってるんですね。
こういう形でしか言い返せないってことは、自分がツイートした内容そのものは正しくないことを暗に認めちゃってるんだよなあ……。
ちなみに実名にしろと言ってるの、某有名国会議員っていう。その前に自分の国籍を公表してくれよなあ……。
実名だろうがなんだろうが、先に書いたようにそのコミュニティノートの内容に対して評価が行われた上で公開されているのだから、人によっては「あっ、全然実名でいいっすよ」みたいな人出てきますよ。
そもそも実名ではないことで、発信者の素性がマスクされているからこそコミュニティノートの内容そのもので評価が正しくされている面もあるでしょこれ。例えばゴリゴリの左派の人が書いたコミュニティノート、どう考えてもそのスタンスの人という色眼鏡がかかった上で読むことになるから、読み手の精度が濁ります。
実名だろうがなんだろうが、どっちが内容として信憑性あるのかって言われたら、少なくとも多くの人の評価をクリアした上で公開されているコミュニティノートの方だろ……ということになりません?


そもそも「ネトウヨの道具だ!」というのが非常に痛々しい。
当然ですが思想や政治スタンスの左右関係なくコミュニティノートは使えるんだから、自分達も間違った発信をしている右翼側のツイートにコミュニティノートをぶつければいいじゃないの、という話。実際やべえ感じの、本当に「ネトウヨ」と呼称してもいいような人もTwitter上にはいるわけだし。
要するにそれができないんでしょうね、基本的にデータや事実をベースに思考していないから。
政府なりなんなりを「批判すること」が目的になっているので順序が違う。批判するのはより良くするための手段です。調べてみたらおかしいので批判するのではなくて、デマでもなんでもいいから批判できる材料を見つけてきてツイートしてるだけなんだろうなあって。

ずっと思っていたんですが、彼らの想定している「ネトウヨ」の範囲のほとんどの人はおそらく「右でも左でもない」人なんですよね。普通の人が「将来的に廃止はしてほしいけど、現実問題として今は原発使わないと電力賄えないしなあ……」と言ったら「原発を肯定するなんて自民党の犬だ!ネトウヨめ!」みたいになるのがそちら界隈。
自分含め大多数の人はそうだと思うけど、ネットで騒いでいるような左翼だけではなく右翼に対しても冷えっ冷えの感じで見ているわけです。ただ左向いている人たちの声が極端に多いから悪目立ちしているし、彼らは普段からやたらと政治批判っぽい活動をTwitterで展開してきたので、現在コミュニティノートで粛々とカウンターアタック喰らい続けているように見えます。
ネトウヨの道具だ!」だの「実名にしろ!」だの吠えているのを見ると、逆説的にコミュニティノートが彼らにとって極めて都合の悪いものなんだということが浮き彫りになってちょっと面白いです。率直に言って「めちゃくちゃ効いてる」のが見え見えなのがまたなんとも。


仙台では今月末に市議会議員選挙があります。国会とはまた違いますが、それぞれの候補者にはバックボーンとして政党が付いていることも当然あるわけでして。
「消極的自民党支持」をこのブログでは公言していましたけど、流石に岸田政権に対しては支持してられないくらいの酷さを感じています。とりあえず岸田政権の間は自民党支持する気にならんのよ、もはや。少子化対策とか国民の生活を……とか言いながら増税しようとしているのは、どういう回路で考えるとその方策が出てくるのが本当に意味が分からないので……。
じゃあ野党……となると、これまたほとんどの政党がどうしようもないというかね。コミュニティノートに噛み付いているのが野党議員当人だったりする時点でお察しなわけですよ。
どうすりゃいいんだろうなあこれ。誰に投票すべきなのか全く見えないですね。正直普通にキツいわ、今の政治周辺。