心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

手作りの本気チャームが出てくるBAR

先月書いた、リンゴのフレッシュフルーツカクテルをいただいたバーに再び伺いました。
今回はジンフィズ、タリスカー10年、ケイデンヘッドのブナハーブン7年を飲んだわけですが……今回伝えたいのはチャームの素晴らしさですよ。

マスターお手製の、豚足や豚の耳などのゼリー寄せ。なんだかオシャレな名前を教えて頂きましたが、申し訳ないことに忘れてしまいました。
これが美味しかった。粒マスタードシェリービネガー・白ワインビネガーを加えた酸味のあるソースが、暑かった日の沈みゆく夕暮れ時に染み渡ります。
要するにさっぱりして非常に良かったんですよね。

スポンサーリンク


さっぱりしたジンフィズに、このさっぱりとしたチャーム。さっぱりコンボです。
連日暑いなぁ……と思っていたところにこれが出てきたものだから、美味しいやらありがたいやら。

以前働いていたお店で培ったというシャルキュトリーの腕前が存分に発揮されていて、非常に楽しいバー。
こういった食肉を加工した食品であるシャルキュトリー。マスターの話を伺うと原材料費は抑えることができつつ、保存もある程度効くそうです。
食べているこちらとしても手作りのシャルキュトリーは単純に満足度が高く、原材料費が抑えめということもあってかバーチャージの金額も良心的な気がします。
作り手の手間はかかりますが、そんな調理も楽しいとおっしゃっていたのでこれはWin-Winの関係なんじゃないかな。仕込みには肉類を長時間加熱することが多いようで、この日も裏のキッチンでは次の仕込みに内蔵系の何かを煮込んでいる様子でした。

前回伺った時から内装もちょっとパワーアップ。
カウンター席は、それぞれのお客さんの手元がライトアップされるように照明が取り付けられました。
こうやってオープンしたばかりのお店が、試行錯誤の中でますます良くなっていくのを見ているのはすごく楽しいですね。

マスターの人柄もすごく好きな感じ。色々とバー巡りをしてきましたが、いくらウイスキーのラインナップが多くてもカクテルの技術が凄腕でも、結局マスターや店員さんとの人としての相性が噛み合わないとどうしようもないですからね。
今回のバーはウイスキーは小さめの店なこともあり、ややウイスキーのラインナップは少なめでしょうか……とはいえケイデンヘッドのブナハーブン7年が出てきたり、会話の端々からはウイスキーにもこだわりがあるのは感じるので、たまにいくと知らないウイスキーが出てきそうな気配はあります。
そしてカクテルの腕は確かなもの。別のお客さんが注文したマティーニサイドカーを作っている様子を見ていましたが、見ていると「うわあマティーニ飲みてえなあ……」とちょっと思うくらいに丁寧な作りでしたね。


仙台の街中からは若干外れた立地のためか、はたまた仙台駅からは離れる方向の立地のためか。
雨が降ると客足が鈍るというような話もしていました。これから梅雨も本格化するのか、仙台の天気予報も優れない日が続きそう。
むしろ空いているバーこそ最大限に楽しめる空間だと思うし、近いうちにまた伺おうかなあと思っています。次はマティーニを注文してみようかなあ。