心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

フレッシュフルーツカクテルの世界

先月にオープンしたばかりのバーがあり、前々から気になっていたので先日行ってみました。

ジントニック、グレンアラヒー8年と続けて……ラストに注文したのは、リンゴを使ったカクテル。
フレッシュフルーツのカクテル自体が初体験。
目の前ですり下ろされたリンゴに、カルヴァドスやアップルサイダー、シュガーシロップなどが加えられ、華麗に一杯のカクテルが作られていきます。

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たっぷりのすり下ろしリンゴの果肉と、シェイクの際に生まれる砕氷が食感や温度感に変化を与えてくれて楽しい一杯。飲むだけでなく、味わう感覚もあっていいですね。
直前にウイスキーをストレートで飲んでいたので「さっぱりした味で」というオーダーだったんですが、それにピッタリ。〆の一杯としてグッドな感じでした。

なんとなくフレッシュフルーツカクテル=女性の飲み物、というイメージがあって頼みにくかったんだけど、お店としてフレッシュフルーツカクテルを押しているなら積極的に頼んで良い気がしてきました。
同じフルーツを使うにしても、マスターさんごとにそこから作るカクテルは違うだろうし込めるメッセージ性も違う。
今回のバーのマスターは「使うフルーツが活かされるようなカクテル作り」をコンセプトにしているそうです。
例えばメロンを使うのならさっぱりさせるのではなく、メロンの濃厚な甘さが活きるように……。「メロンでさっぱりしたカクテルを作ろうと思えば作れますけど、それじゃあせっかくメロンを使う意味が薄いと思うんですよね」とのこと。
すごく良い考え方だなあと思いました。

色々なバーを巡るようになって、ジントニック一つ取っても使うジンやトニックウォーターの種類、ライムの効かせ方、それ以外にプラスアルファを加えるのか……などなどでかなりそのお店の個性は感じられることが分かってきた今日この頃。
今回のフレッシュフルーツのカクテル、そういった個性やお店のメッセージ性がさらにダイレクトに出てくるかもしれません。これってかなり楽しいんじゃないか……と思ったので、今後もフルーツカクテルを頼めるお店なら頼んでみるのはアリかも。


今回のバー、まだオープンしたばかりで色々大変そう。
色々と新しいお店ならではの苦労話も聞かせてくれましたが、それでも同時にそんな苦労も楽しいんだろうなあというのが伝わってきました。内装ももっと手を加えたい、メニューももっと充実させたい……やりたいことがたくさんあるっていうのが伝わってきて素敵でしたね。
将来的には限定10食くらいでランチ営業も考えている様子。今回のチャームで出てきた自家製のザワークラウトも美味しかったので、フードメニューの方も今後どう展開していくのか楽しみです。