心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【ウマ娘】タニノギムレットは宿命と破壊の物語

タニノギムレット実装!待ちわびていましたよ。
幸いなことに早めに出てくれたのでありがたい。まあリーグオブヒーローズで獲得した分も含め、手持ちの石はなくなってしまいましたがね。残りのジュエルは2。

日本ダービー優勝レイが足りず、スキルが全解放できないのでガチャ画面から見れる最大解放時のステータスを載せておきます。
自分の好きな追込型のウマ娘。成長補正がパワー30%に全振りしているのが、破壊神の異名をよく表しています。個人的にはこれがただの個性で終わっていなくて、根性育成なんかをしているとスピード・根性練習でも並行してパワーが上がってくれるので割と育てやすくてナイス。
根性育成じゃなくても、スピード3枚とかで編成すれば十分パワーも上がるのはありがたいポイントですね。

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早速育成してみましたが、ストーリーがかなり良くてねえ……ネオユニヴァースにやや似通ったテーマな感じだけど、実際の競走馬・タニノギムレットをしっかりベースにしつつも、色々なウマ娘も登場してきてアツいし笑いもありで良かった……。相変わらずアグネスデジタル出てくるとちょっと笑ってしまうんだよな。


ちなみにタニノギムレットネオユニヴァースほどではないけどうっすらと史実の世界を認識しています。
そのために安田記念で相対したアグネスデジタルに「定め(フェイト)」を感じ取ったりする(アグネスデジタル安田記念を制しています)。
こういうアグネスデジタルとの対決もその一つだけど、史実を回収してくれているのが燃えますね。

「ギム先輩」と呼び、慕ってくれる後輩ウマ娘ウオッカ
史実においてはタニノギムレットの娘にあたる競走馬であることもあり、ギムレット自身もウオッカに対し特別な感情を抱きつつ接している。

最大のライバルとして立ちはだかるシンボリクリスエス
互いに互いを意識し合い、限界を越え続ける二人は本当にアツい。
初対決からエンディングまで、永遠のライバルです。

史実においてはわずかに8戦、3歳にして屈腱炎を発症して引退することになるタニノギムレット
ウマ娘のストーリーでも、忠実同様デビュー2年目のダービー後に怪我が発覚、引退を仄めかす。ただしそこから復帰して3年目に突入!これがまたアツいんだ。
史実においては戦うことのなかったアグネスデジタルネオユニヴァースタップダンスシチーらとも激闘を繰り広げていく。これらは史実においてはその競走馬が1着を取ったレースだったりするので、ウマ娘タニノギムレットが宿命を破壊しながら「破壊神」への登り詰めていくお話でもあります。そして当然、そこにはシンボリクリスエスもいる。

エンディングでは「憧れているだけじゃダメだ」と気合を入れたウオッカが、いよいよタニノギムレットと並んでレースを走るところまできた……というところまでが描かれる。
実際にはウオッカタニノギムレットを大きく越え、牝馬でありながら父と同様に日本ダービーに勝利し、さらにはG1で7勝するという偉業を果たすことになる……うーん、ドラマですねえ。
タニノギムレットを主軸に据え、2002〜2003年あたりの競馬界を楽しめるいいストーリー構成だと思いました。

一方でトレーナーとの関係性も結構いい感じ。
言葉選びがトリッキーすぎて意思疎通が難しい……かと思いきや、割と普通に話をしてくれるギムさん。もちろんトレーナーの理解力が高く、プレイヤーの視点からすると通訳みたいになっている場面もあるけどね。
何よりタニノギムレットがかなり聡い。デビュー直後から自分の弱点も理解しているし、ウオッカという愛すべき後輩もいるせいか人として割と大人です。ゴールドシップみたいにハチャメチャしてくるのかなあと思っていたので、良い意味で予想を裏切られた感じ。
普段の言動はよく分からないけれど、まっすぐにトレーナーを信頼してくれるし、まっすぐに感謝を伝えてくる。
互いにベストパートナーという感じの関係性はすごくよかったですね。ただ支えるというより、お互いがお互いを必要としている感じが。どこかでタニノギムレットの生き様から学び、トレーナーも成長している感もあるのが非常に良きですね……。