心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

見え隠れする傲慢さ

うちの会社、まあ色々な企業さんから仕事を請け負ってそれを行なっているわけですが……そうやって幾つかの企業からの仕事を並列に行なっていると、色々見えてくるものもありまして。

こちらに要求してくるレベルが高い企業さんほど、自分たちに甘いというか融通が効かないんですよね。
すごく簡略化して言うと、対話ができないというか。

スポンサーリンク


ちょっとしたミスすら決して許さない、みたいなスタンスの企業に限って、持ち込んでくる仕事の内容がやたらやりにくいとか仕様書もガバガバだったりする。
こっちからすると「そもそも根本的にミスが発生しやすい環境を用意してるのはそっちだろ」と言いたくなるんですが、その辺をグッと堪えつつ「こうした方がやりやすいんですが……」みたいなことを提案したところで、向こうの頭がガチガチなのか大抵そういうのは通らないらしいです。
これさあ……という感じ。ミスして欲しくないなら、ミスが減るような方策をこっちから提案しているのを少なくとも話は聞けよっていうね。聞く耳すらまず持っていないのがこのタイプ。


一方そのあたりが寛容な企業さんは、そもそも向こうから持ち込んでくる段階でかなり丁寧。仕様に甘い部分があることも企業さん側自身が理解しているから、自分達の提示している仕様上ブレることも理解してくれているように思います。
もちろん使用に対して明確に間違っている場合はお達しがくるから、仕事自体がなあなあな企業というわけでもない。
こういう企業さんはまず会話がちゃんとできるので、双方向的に相談や仕様の改善が行われているんですよね。


結果としてどちらの方がミスが少ないかと言ったら、当然ですが後者。そして仕事がやりやすいのもまた後者。
なんか色々と考えちゃいますね、この辺。
「自分に甘く、他人に厳しい」タイプの人間は得てして周囲から反感を買うわけですが、企業間でも同じようなものは感じます。