心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

むしろColaboさんはこれから大変なのでは……?

本当に日本のメディアが一切取り上げなくて気持ちが悪いColabo問題。
監査の結果を踏まえて勝利宣言をしているColabo側ですが、個人的にはまだまだ戦いは始まったばかり感があります。

Colabo側の人は終始論点をすり替えるんだけど、
監査請求を要求した暇空氏の主張は「公金の使い方おかしくないですか?」であって、Colaboという団体の行う弱者女性の保護や支援は(正しく行われているならば)賛成しているはず。
それを「我々の活動を否定するのか!誹謗中傷だ!」みたいな話に論点をすり替えて、公金の使い方に問題があるという指摘を無視しようとするんですね。
で、今回の監査で出た内容は……。

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ざっくりまとめると、不正受給とははっきり言わないけど明らかにお金の動きおかしいですね……という監査内容。よって2月28日までに
・団体の活動に係る必要経費の実績額を再調査・特定してね
・その結果不適切なものがあれば返還してね。これは過去の事業年度も同様
とのこと。

加えて会計処理に対して以下の意見が出ています。
・事業実績額は都民に疑念を生じさせないように正確に報告、精査した上で清算。仕様書に定めた通りにちゃんと支出内訳の区分に準じること
・事業の履行完了については、具体的な事業内容が確認できるように報告すること
・人件費とその他の経費のように明確な区分分けが難しい経費については、算定方法など合理的な説明ができるようにすること
・契約書面上で「本件事業に係る委託に要する経費以外に流用しない」旨を明らかにすること
・宿泊費や給食費などに一人一回あたりの上限金額を設けるように。宿泊の場合は人数・目的・日数を報告すること
・公金を使用しているという認識を持つように

とまあ、勝利とか負けとかではなく「これから2月末まで地獄のように忙しいだろうな会計担当チーム」という内容。
公金の使われ方に関しては相当突っ込まれている監査内容のように読めたので、つまり今までの経費報告のやり方は相当ガバガバだったのは確定。これを2月末までに調べ直して(過去年度も含む!)再提出しないといけないのがColabo側なんだけど、間に合います?これ。
仮に本当に不正受給していた場合、そこの帳尻も合わせながら再精算していくわけですけど……難易度が激烈に高いよね。確実に計算合わないわけで。次の再提出が本当の勝負だと思うので、ようやく戦いが始まったくらいなんじゃないのかな?


長期的に見るとどう見てもここからがColaboの正念場。
今回の一件を乗り切ったとしても、これまでのようには東京都から資金が下りることはないでしょう。今まで適当に申請して受給していた公金が相当シビアになるはず。
最終的にどっちに転ぼうが世の中の目はすごく厳しくなってしまったわけで、加えて公金も今までのように簡単に受給できなくなったColaboという団体が今までのように活動を続けられるのか?というと、正直難しい気がします。

一方で真っ当に活動を続けている支援団体というものもあります。
本来そうやって真っ当に活動をしていれば、今回のような問題自体が発生しない。火のないところに煙は立たないってやつ。
そういう団体こそちゃんと支援して欲しいものですね、国や都は。そもそも今回の問題、東京都側もColaboの会計とか精査せずに適当にお金渡してたからこうなった面もあるから、自治体もちゃんとしましょうねって話だとは思う。

とりあえず事態がまた動くのは3月から、ですかね。