心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

Colabo問題、多少進展している感はある

さて、以前このブログでも取り上げた女性支援団体「Colabo」の問題。
東京都からもらっている団体運営の補助金、そのお金の動きがおかしくないですかね?と疑問を持った暇空茜氏によって明るみに出て、その後もいろいろとありましたが……Colaboが今回「東京都の支援を受けずに支援を継続する」と表明。個人的には色々と察してしまい(あくまでも自分の推察の範囲でしかないけど)、面白く眺めています。
以下産経新聞から一部引用。

若年女性を支援する一般社団法人「Colabo」の仁藤夢乃代表は1日、東京都庁で記者会見し、令和5年度は都の若年被害女性等支援事業の補助金を受けずに活動を続けると明らかにした。事業者は都が求めた場合、自立支援の計画や記録を開示しなければいけないと要綱で定められており「少女たちの個人情報を守れない」としている。

補助金受けず女性支援継続へ Colabo「個人情報守れない」 - 産経ニュース

「少女たちの個人情報を守れない」ねえ……。
物は言いよう、ですね。今までの流れを見ていると、どう考えても「補助金が下りないような情報・開示できない情報が混ざっている」と自白しているようにしか見えないんだよなあ。

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そもそも「少女たちの個人情報」が都にとって重要なのではない。
必要なのは「渡した補助金が正しく使われているかの情報」です。

事業者は都が求めた場合、自立支援の計画や記録を開示しなければいけないと要綱で定められており「少女たちの個人情報を守れない」としている。

この部分、なんかおかしくないですか?
「自立支援の計画や記録を開示しなければならない」のは税金を使って活動している以上当たり前。で、なぜかColabo側はそこから「少女たちの個人情報を守れない」に話が飛躍する。少なくとも自分の中ではこの2点が結び付かないので、Colaboさんは何をおっしゃっているの?という感じ。
守りたいのは少女たちの個人情報ではなくて、Colaboという団体のグレーすぎる資金の動きの情報でしょう?これ。

そもそも「少女たちの個人情報」を東京都が入手することになるとして、それを何に悪用されると思ってるんでしょうかね、Colaboサイド。
この論理でいくと、Colaboが逆にそんなに信用できないところから補助金貰おうとしていたのがおかしくないか?そんな「信用できない行政から補助された公金」で少女たちを守ろうとしていた……?意味が分からない……。


まあ結果的にはWin-Winなんじゃないかなあと思います。
こうやってColabo側が自ら「補助金いらないです」と言ってくれれば割と占めたものというか。その分のお金が、真っ当に自信を持って支援の計画を提出できるような団体に回って使ってくれるなら、こんなにいいことはないもんね。

毎度のように書くけど、Colabo批判をすると決まって女性支援批判に変換して反論する人が出てきます。
ここが一番論点理解していないなあと思うところで、真っ当に女性支援をしている団体だったらむしろ応援しているところなんだよなあ……。
特定の支援団体に限定して批判されていることの意味を自問して欲しいもんですね。