心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【ウイスキー】念願のグレンアラヒー12年をゲット

本当はつい先日まで「冬の家飲みウイスキー選び」なんてタイトルで、購入する候補のウイスキーについて色々書いていたんですよ。エドラダワーとかベンリアックとか、アベラワーとか。

そうしていたらちょいちょい見ている酒屋を覗いたら、グレンアラヒー12年が入荷してたのでそんなもんぶっ飛ばして即買いした。
上に挙げていたのは、第一候補であるグレンアラヒーが品薄でどこにも売っていなかったからこその候補。そもそもグレンアラヒーが手に入ってしまったから、書き進めていた記事は残念ながらお蔵入りですね。

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冬ってことでシェリー樽系の中から選ぶ予定だったんだけど、その中でもずっとグレンアラヒーが気になっていた。
というのも1年以上前には普通に酒屋にあったので「まあそのうち買うか」と思ってたら一気にウイスキーブームが加熱、一切見かけなくなったからです。あの頃は5000円くらいだったけど、今回は税込7480円也。うーん、ウイスキー全体の値上げもあるけど、それよりも人気と品薄による付加価値って感じがする。

アロマ

砂糖菓子のような甘さの中にほんのりとベリー系の香り。微かに香水や石鹸のようなエステリー感。バナナ味のアイスクリームのようなねっとりしたスイーツの香りも。加水でチョコレートのような香りも顔を出す。とりあえずものすごくいい香りです。ものすごく。

フレーバー

口に含むとアルコールの刺激感はしっかり来るが、麦感のある甘みにシェリー樽からくる渋みのニュアンスが味に層を与えている印象。道中は甘く、フィニッシュはほろ苦い。
トワイスアップにするとアルコール感が抑えられ、甘さが前面に出てくる。飲みやすくなりつつもシェリー樽由来のアクセントもしっかり楽しめるため、この飲み方はおすすめかも。

総合評価

とにかく香りが素晴らしい。味以上に香りに感動を受けるボトル。甘くフルーティーで、そして華やかでまったり。
バーボン7割、シェリー3割の樽構成らしく、その3割のシェリー樽原酒が上手く作用して味にも香りにも深みを与えているように思う。
シェリー樽系ウイスキーは水やソーダなど、割るとネガティヴな要素が出やすいが、グレンアラヒーの場合はあくまで主体はバーボン樽だからか、割って飲んでも美味い。
好みの度数で割り、甘く豊かな香りを楽しみながら食後にゆっくり一杯……というような時間を過ごすのに最適なボトル。

総合的には……味はもちろん美味しいんだけど、そんなこと一回置いとこうかなと思っちゃうくらいに香りが好み。飲まないでずっと嗅いでいても良いくらい。
香りにも味にも若干アルコールの刺激が強く若さや荒々しさも感じるが、それもコンテンツの一つとして前向きに楽しめる一本。
たまにちびちび飲んでいこうかなと思います。