心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

ギムレットが飲みたくて……バー「ナイト」へ

残業続きの日々の中、気がつくと「ああ、ギムレット飲みてえ」みたいな感情がずっと燻っていた。

来週からさらに残業が加速すると聞いたので、むしろ今くらいしか飲むチャンスがないと思って飲んできた。
仙台駅から直接繋がるホテル、メトロポリタン仙台の1階にあるバー「ナイト」へ。夜ではなく、騎士ですね。
初めて行ってみたけど、いい感じに落ち着いた広めの空間。なんとなくバーとしても気軽に入れる空気もあって、こりゃいいですね。

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シンプルにジンとライムをシェイクしたギムレット。やっぱりシェイクという工程が入るので、同じ材料で作るジンライムと違って口当たりが丸いというか……随分久しぶりに飲んだ気がするけど美味しいですねえ。

ギムレットでエンジンがかかってきたので、2杯目にダルウィニー15年。
ダルウィニーといえば……なヘザーハニーの香り。
味わいも滑らかで甘く、若干アルコールのアタック感は感じるものの気にならない程度。かすかにスモーキーさもあって、飲みやすいながらも複雑で奥行きがある印象。
余韻は長く、これをじっくりゆっくり飲む感じでも良さげ。


3杯目……は写真はないけれど、ハイランドパークを頼んだら「こういうのもありますよ」と出してきてくれた、メニューには載ってなかったハイランドパークのヴァルクヌート。ヴァルキリーに続く第2弾だそうで、これは聞いたこともなかった銘柄。
はじめはラフロイグのようなヨード感のあるスモーキーな香りに濃厚な甘さの味わい。
ここからが面白くて、時間が経って氷が溶け、加水が進むにつれてどんどん潮気が強まってくる。ここで「ああ、ハイランドパークだな」という味が出てきます。
ロックでゆっくり飲んでいるとどんどん味が変化していくので飽きない1杯。特にはじめは甘く、時間が経つにつれて潮気が強まりシャープになっていくので飲み疲れない感じなのが良かったです。


ホテルバーは利用するのが初めてだったんだけど、良い意味でバーテンダーさんとの距離感が若干遠いですかね。立地柄県外からのお客さんも多いだろうし、常連さんが多く集うというより一見さんがメインなことも影響しているのか。
いずれにしても、飲食店で店員さんとの交流は欲しいけどそこまでベッタリはなあ……という自分にとってはかなり居心地が良かった。

そして意外なポイントがお値段について。
メニューを見ていると、もちろん銘柄にもよるけど「ちょっとお高い値段設定だな」っていう感触のウイスキーはそこそこあったんですが……こちらのバー、チャージ料金ないんですよ。まあ代わりにチャームも出てこないんだけど。
何かつまみたい場合は別途メニューから注文なので、何処かでご飯食べてからお酒だけ軽く……みたいなシーンではかなり有効。もちろんミックスナッツやチョコレート、レーズンバターなど定番は揃っていたので頼むのも良し。
ってことで、このチャージ料金なしというのが結果的にかなり大きい。3杯飲んで4400円だったんだけど、結構いいウイスキー2杯も含めてこの値段って考えると高くもないかなと。
というかハイランドパーク・ヴァルヌノート。これはそもそも飲むか悩んだ上で頼んだので、もしこれなしで2杯で終えてたら普通に3000円切ってますね。バーとしては安い方まであるよ……まあヴァルクヌートの感動はプライスレスですが。

お店の位置もめちゃくちゃ利用しやすく、ホテルの1階というのもしれっと入りやすい。
これは今後もたまに行くやつだなあ……今の繁忙期が落ち着いたらまた行こう。