心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

鎌倉殿の13人 第12回「亀の前事件」感想

ついにサブタイトルにまでなってしまった亀さん。

タイトル的には歴史のメインストリームはあまり進まず、頼朝・政子・八重さん・亀の前でバチバチする展開を中心に進むんですかね、今回。
義経とかもまだまだ怖いし、善児という激ヤバ人物もまだ健在だし、状況的には亀の前だけじゃなく全方位的に超怖いんですけどね、今の源氏政権。

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伊東祐親の死を八重さんに伝える義時。
頼朝本人からの言質は取っていないけど、もう頼朝の命令で暗殺されたことには気が付いている義時。それを伝えるに伝えられない立場でもある義時……。

展開早えな!政子の妹の婚儀が既に終わってますねえ。
この子良くも悪くも真っ直ぐなので言っちゃいけないこと言いそうですねえ……んでしれっと領地貰ったから、江間義時に変わってるじゃない。
鋭いっすね妹。北条家の後継者でちょっと揉め始めてるなあ。
実際に北条政子、自分以外と頼朝との間の子供を普通に冷遇……冷遇どころじゃない扱いしたりする人ですからね。もう基本的に女性陣が怖すぎる。

大江広元は名前聞いたことがある気が。
なんだかこうなると、上総広常としては面白くはないだろうね。兵力としては自分が事実上がいなければ頼朝がどうにもならなかったという自負があるだろうから、こうやって自分が重用されないのはイラッとくるだろうよ。
あと義経くんエゴが強すぎるんだけど。今年の大河ドラマ義経のキャラ設定極端すぎませんか……?

北条政子男児出産。おっ、源頼家だ。当時は幼くして亡くなる子も多かっただろうに、やはり相当大切に扱われたんですかね。
頼朝、ついに亀さんとの関係を堂々と義時に明らかにしましたか。なんだろうなあ、いつも歴史物観ていて思うんですけど当時って側室普通だったと思うんだよね。大体こういう嫉妬みたいな話に持っていくけど、本当にこういう関係でピリピリしてたりしたんですかね。

あっ……やっぱり知ってしまった妹がやべえ!色んな人に亀さんの存在言いまくってるよ!!
この状況では政子に伝わるのは時間の問題じゃねえかよ。
んで、やっぱり側室という概念自体がないような話ぶりは若干引っ掛かるんだよな。政子が個人的に嫉妬深いのはいいとしても、なんか根本的に側室という文化というかシステム自体が存在しないようなテンションなのはちょっとねえ。
あと「あの薄い顔の女ね」は普通に悪口やんけ。

後妻打ち(うわなりうち)だそうで。
調べたらこれは平安時代にはあった文化みたいですね。
義経は今は頼朝というより、政子に心酔している感じだもんね。義時くんは頼む相手を完全に間違えています。
「ここまでするか!?」と頼朝は言ったけど、まあ政子が「ここまでする」ということを理解できてない頼朝はどうなんですかねえ……。

もう鎌倉内部がぐちゃぐちゃだよ。
どうにも頼朝は自分が悪くない前提で話進めてるのがなんか。
裁定も色々おかしいな。こうなるなら政子を罰さないといけないじゃん。ちょっと頼朝くんおかしくないか?
こんなもん流石に腹立つよね。時政もブチ切れるわ。

なんか今週の頼朝、終始腹立つな。
きっかけは自分の行動なのに、それを棚に上げて自分の権威で周囲を押し潰して絶対謝らなかったですね今回。普通にクズじゃないか。
正直あんまり良い気持ちで見てられなかったですね。あんなサイコな義経も、こうなると頼朝に反発してくれてよく言った!とか思っちゃってたし。


次回「幼なじみの絆」。
順調に内部分裂が進んでいきそうな感じだな。