心の雑草

「げ」と申します。心の雑草を抜いては肥料に変えていくブログ。

【FFRK】レコードキーパー引退の日が来たか……

ゲーム自体のサービス終了するとかではなく、リリース直後くらいから長いこと遊んできたこのゲームにもついに愛想が尽きたというか、完全にやる気がなくなってしまったというか。
正直だいぶ前の段階で、もはや「ファイナルファンタジーの記憶を辿る」みたいなゲームのコンセプトは破綻してたしな……。

冷静に思い返すと、ほとんどオートでしか遊んでないし惰性でやってただけ感が凄まじい。
それこそ10日に「ヘブンバーンズレッド」がリリースされ、とりあえず始めてみることに。続けるかはともかくクオリティの高さや細かい部分の快適さ、そして思ってたよりも頭使わないとダメなそれなりの戦略性を見せつけられて、否が応でも比較してしまう結果に……。ちょっとストーリーというか、キャラクター同士の会話がクセ強いので人選ぶ感じはありますけどね。僕は若干胃もたれ気味ですが、國見タマちゃんが可愛いのでまあ……。
2014年リリースのゲームと2022年リリースのゲーム比較するのも可哀想ではあるが、それでも「レコードキーパーくん進歩の仕方おかしくない?」と思ってしまったんだよなあ。

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高難易度コンテンツだけが追加され続ける状況

自分みたいなライトなレコードキーパープレイヤーからすると、すごく雑にいうと「長いことやりたい方面でのコンテンツ追加がないゲーム」だった。
魔石ダンジョン追加、ナイトメアダンジョン追加、それらのさらに上の難易度追加。ただただ敵が強いコンテンツが出続けている数年間(ラビリンスダンジョン自体は大して面白くない、スマホ以前の時代のソシャゲみたいな内容だし、結局はラビリンスダンジョンでも高難易度ボスが出てくるから同じ)。
それら高難易度の敵は行動パターンも完全に決まっているから、やることはというとガチャで強え装備手に入れたら相手の行動パターン覚えるなりネットで調べるなりして、こっちもそれに合わせた行動を決めるパズルみたいなゲームと化しています。

要するに随分長いこと軽く遊ぶプレイヤーが楽しむようなコンテンツが増えてない。
上に挙げた高難易度コンテンツ、一回倒すのに10分以上とか平気でかかるからね。スマホゲームとは一体。

ストーリー皆無でただ繰り返されるイベントと、ガチャ装備追加

毎週のように行われるイベントは、過去のFFシリーズから一作を取り上げて、そこに登場するキャラクターにフォーカスしたイベント……ってことになっているんだけど、本当にそう思って遊んでる人がどのくらいいるのでしょうか。
そのキャラクターにまつわる作中のモンスターと戦う“だけ”で、それだけで過去作のストーリーのシーン思い出せるような作りになってないんですわ。

具体的にいうと、例えばFF6にまつわるイベントがあって、フンババと戦う“だけ”で、母性に目覚めたティナが家族を守るために再び力を取り戻すイベントであることまで想起して、想いを馳せる人がどのくらいいるんだという。
逆に原作タイトル知らない人がフンババと戦う“だけ”で、FF6のティナの母性と再覚醒を理解できるわけがない内容でもある。
どっちの視点から見ても薄〜いイベントなのです。
さらに各イベントに付けるタイトルもやっつけ感あったり、使い回しのものも増えてきています。


そしてメインストーリーの更新長いこと行われていない(まあほとんどのシリーズのラスボスまでクエスト出ちゃってるんだけどさ)のはどういうことなのか。
長いことレコードをキープした記憶がない。
それどころかレコードキーパーオリジナルのストーリーもとりあえずの完結を見せてからずっと放置。第2部みたいなのくるのかと思ったらそういう気配も皆無です。

英雄神器の所持枠増加にミスリルが必要→は?

上の2つはまあ気が付いてはいたけど、高難易度のほうはやらなければいいだけだし、イベントはオートで処理すればミスリルは手に入るからまあいいやと思っていたんですが、これから書くことに気付いた瞬間に完全にやる気折れたポイントです。

ラビリンスダンジョンと同時に実装された装備に「英雄神器」というものがあります。
これは特定のキャラクター専用装備で、各自武器・
防具・アクセサリの3枠。まあ実装されているキャラにとってこれが最強装備なので、基本的にこれ一択になるんですわ。ラビリンスダンジョンをクリアすることで手に入り、微妙に性能にランダム性もあるので周回していい性能の英雄神器のゲットを目指すコンテンツ。

で……これ、所持数に限度あるんですね。そしてその所持枠の拡張に、課金アイテムであるミスリルを要求されるんですよ。
別にガチャ産装備とかでもないし、そもそも運営側が用意した新しい「遊びさえすれば無料で最強装備が手に入る」コンテンツ(性能的に事実上その装備で固定)なんだから基本リリースされたキャラのものは全部回収していくことになるのに、途中で所持数に限界きて「これ以上英雄神器所持したいならミスリル砕いてね」で一気に冷めた。
これは本当に意味が分からない。今後もそうやって大量の英雄神器が追加されていくわけですが、その度に枠足りなくなってミスリル砕けって話だと思ったら……もうダメでしたね。
ちなみにアビリティも同じような仕様になっていて、今は各キャラに強力な専用アビリティが実装されているからそれを解放していくと……やっぱりアビリティの所持枠限界迎えてミスリルを要求してくるよ。
何と言いますか、そこに金落とせって要求してくるのは違うやんと。今後も遊ぶとした場合、そこにミスリル消費しないといけないのがほぼ必須(英雄神器と専用アビリティが追加され続けるのは規定路線ですから)なのが理解できなくなった。

まあ長いこと遊ばせてもらったし、ありがとう

8年弱もの間遊ばせてもらったことは感謝しかないし、当然ながらこれだけ長い期間触れ続けたゲームも他にありません。

とはいえ、やっぱりそれだけ土台は古いゲームということだし、その土台に色んなものを付け足していく形で今に至ったので、結構歪なことになっている気がする。
必殺技のインフレとか考えると、逆に高難易度コンテンツ以外のコンテンツ追加が難しくなっちゃってるんだろうなあとか。インフレした技性能に合わせるなら、敵も強くするしかないもの。
イベントの内容にも一切変化がないとか、キャラ格差がそこそこあるせいで「好きなキャラで攻略する」が事実上不可能なキャラクターもいたりとか。各キャラクターに得意な属性とかでキャラ付けした結果、特定のダンジョンに連れて行くキャラクターが大体決まってしまったりする仕様になってしまった……まあ大概のスマホゲームそういうところありますが、これ原作の存在するファイナルファンタジーですからね。ムスタディオとか本当悲惨で、こんなもんなんでキャラとして実装したの?ってくらい追加装備が実装されてない。タクティクスプレイした人はかなりお世話になったキャラクターだと思うんだけど、なぜこんな扱いするんですかね、レコードキーパーは。
そういう感じでレコードキーパーのオリジナルキャラではなく、それぞれ原作が好きで、その原作の好きなキャラクターとかがいるゲームで、格差があるってのはあまりよろしくないんじゃないかと思うわけです。

昔は「スマホゲームにストーリーなんて必要ない」と思っていた。
ただFGOウマ娘に触れ、先日ヘブンバーンズレッドを始めてみて思ったこととして、スマホゲームでもヌルいコンシューマゲームを超えてくるようなクオリティのストーリーを用意してくる作品があるし、何よりそれとスマホゲームとしての気軽さを両立でき得るってことを立証しているゲームが出てきてしまった。
そうなったらスマホゲームでもストーリー欲しいわけさ、こっちは。

単純にレコードキーパーくんが、流石に前時代的になったって話なだけかもしれないけど。土台は8年前にリリースされたわけだから、まああらゆる面で最近リリースされた新作ゲームに勝てるわけがないんだ。
運営側も単純作業のようにモンスター倒すだけのイベントを量産し、新しい装備を実装し続けている感じがある。これ以上ゲームとしての拡張性が期待できないので(運営のアプデ姿勢的にもね)、上に挙げたような不満抜きにしてもそろそろ僕はついていけなくて脱落ってことなのかもしれません。
結構複雑な気持ちね。長いこと遊ばせてくれてありがとうとは思うが、じゃあ本当にこのゲーム楽しくて遊んでた期間どのくらいあるんだ?と尋ねられたら結構少ない気もしています。